ざっくりリザルト紹介

短距離種目・男子

ハーミッシュ・タンブル、ジェイソン・ケニーコーチ

イギリス人史上最多のオリンピック金メダル保持者、ジェイソン・ケニーがコーチとなった新生イギリス短距離チーム。その男子勢を代表する選手がジャック・カーリンだ。

東京オリンピックではジェイソン・ケニーらと出場したチームスプリントで銀メダルを獲得し、個人でもスプリントで銅メダルに輝いた。2022年シーズンは世界選手権やネーションズカップでメダルを獲得してきた。

そんなカーリンを制し、2023年の国内選手権では新たなスプリントチャンピオンが誕生している。

スプリントを制したのは20歳のハリー・レンディンガム ホーン。決勝1本目はジャック・カーリンが先制したものの、2本目で挽回。3本目は写真判定に及ぶ接戦を制し、若手ながら見事国内チャンピオンに輝いた。

またチームスプリントでも国内チャンピオンに輝き、2冠を達成している。

（左から）ジャック・カーリン、アリスター・フィールディング、ハーミッシュ・タンブル

ケイリンではジャック・カーリンらとともに『2022世界選手権トラック』のチームスプリントで銀メダルを獲得したハーミッシュ・タンブルが優勝。大会後のインタビューでは国内タイトルを獲得した喜びとともに、インドネシア・エジプトで開催されるネーションズカップへの意気込みも語った。

1kmTTでは中長距離にも出場しているジョー・ホルトが金メダルを獲得している。

スプリント

ケイリン

1kmTT

チームスプリント

短距離種目・女子

（左から）エマ・フィヌカン、ソフィー・ケープウェル、ローレン・ベル

2022年ではネーションズカップなどで複数選手がメダルを獲得しているイギリス女子短距離チーム。特にチームスプリントでは様々な主要大会でメダルを獲得している。そしてその多くが20代前半の若手選手だ。

2023年の国内選手権ではその有力若手選手の1人であるエマ・フィヌカンが、21歳ながらも全種目を制し4冠を達成。最終日のインタビューでは、共に成長しつつあるイギリス女子短距離チームのなかで勝利できたことに言及し、喜びを表現した。

ソフィー・ケープウェル

スプリントと500mTTにおいて銀メダルとなったのはソフィー・ケープウェル、銅メダルはローレン・ベル。これにエマ・フィヌカンを合わせた3人は『2022世界選手権トラック』チームスプリント銅メダル獲得メンバーだ。

ローレン・ベル

スプリント

ケイリン

500mTT

チームスプリント

世界王者が強さを証明「中長距離種目」