新境地で進化を遂げるマティエス・ブフリなど、強豪オレンジ軍団の王者たち／『オランダ2022国内選手権トラック』リザルト

短距離種目

男子中長距離

マティエス・ブフリ

個人5種目+マディソンが実施された男子中長距離。

2021年にトラック短距離からロードへと異色の転向を遂げたマティエス・ブフリが3冠を達成。2022年のチャンピオンズリーグでは総合6位に入るなど、トラック中長距離へのシフトも順調に進んでいるようだ。

オリンピック金メダリスト マティエス・ブフリがロードレースに転向

世界選手権・オリンピックを制し、短期登録選手として競輪でも活躍した元短距離スターが、今後トラック中長距離やロードでどんな走りを見せてくれるのだろうか。ブフリが実証する自転車競技選手の新たな可能性に要注目だ。

その他マティエス・ブフリとマディソンの国内タイトルを勝ち取ったフィリップ・ハイネンがポイントレースも制し2冠を達成。

（右）フィリップ・ハイネン（『2022UECヨーロッパ選手権トラックU23』男子オムニアム）

別日に開催されたオムニアムのオランダ選手権では以上の2人が出場を見送ったものの、スクラッチやマディソンでも表彰台を獲得している18歳のエルマー・アブマが優勝し、次世代選手としての可能性を示した。

その他、現ポイントレース世界チャンピオンのヨエリ・ハビックをはじめ、ヤン ウィレム・ファンシップやヴィンセント・ホペザック、ロイ・エイフティングなどの主力選手らは今大会への出場を見送っている。

個人パシュート

スクラッチ

エリミネーション

ポイントレース

オムニアム

マディソン

女子中長距離

（左）マイケ・ファンデルドゥイン（右）マリット・ライマーカス

男子と同じく個人5種目+マディソンが実施された女子中長距離。

『2022世界選手権トラック』にて銀メダル2枚（スクラッチ・オムニアム）を獲得したマイケ・ファンデルドゥインは出場を見送ったものの、マリット・ライマーカスやミレーヌ・ドゥズートなどの世界選手権経験者が出場。

マリット・ライマーカス

『2022世界選手権トラック』のマディソンにマイケ・ファンデルドゥインと出場し、4位とメダルまであと一歩に迫ったマリット・ライマーカスが3冠を達成。

マリット・ライマーカスとのペアでマディソンの国内タイトルを獲得したロレナ・ヴィーヴェスが、スクラッチ・エリミネーション・オムニアムでも優勝を勝ち取り4冠を達成。

この2人が金メダルを独占する大会となった。両選手とも23歳の若手選手。2024パリオリンピックに向けた更なる活躍に期待がかかる。

個人パシュート

スクラッチ

エリミネーション

ポイントレース（エリート+U23）

オムニアム

マディソン

リザルト（KNWU）
UCIリザルト（12月27日〜29日） , UCIリザルト（12月17日）