イギリスでの最終決戦へと持ち込んだアーチボルド
中長距離は第2戦同様に暫定トップのジェニファー・バレンテ(アメリカ)をケイティ・アーチボルド(イギリス)が追いかける展開。
第2戦を終えて、暫定トップはジェニファー・バレンテ(66ポイント)、2位にケイティ・アーチボルド(60ポイント)が第1戦からジャンプアップし2位(6位から2位へ)、3位はリリー・ウィリアムズ(43ポイント)、日本から参戦している内野艶和は18位(2ポイント)となり、第3戦を迎えた選手たち。
スクラッチの上位はソフィー・ロイス(イギリス)、アーチボルド、バレンテの順。
ロイスの逃げが決まり、単独でフィニッシュラインを駆け抜けた後、集団スプリントを制したのはアーチボルド。他を寄せ付けないレースを見せ、2着となった。
エリミネーションはアーチボルド、バレンテ、マギー・コールズリスター(カナダ)の順となった。
最後の2人は総合トップを争うバレンテとアーチボルドとなったが、底なしのスタミナを発揮したのはアーチボルド。外からバレンテとのスプリント勝負を制して、勝利を決めた。
The fight for the Women's Endurance League will be on until the last minute in London!@_katiearchibald 🇬🇧 and Jennifer Valente 🇺🇸 are following each other really closely, but the British rider seems to be getting the best of her rival!#UCITCL #Trackcycling @BritishCycling pic.twitter.com/ur9mOyulbs
— UCI Track Champions League (@UCITCL) November 26, 2022
第3戦ではアーチボルドがスクラッチで2位、エリミネーションでは優勝と好成績を収めたが、暫定トップのバレンテもポイント差を縮められないようにスクラッチで3位、エリミネーションで2位とした。しかしトップ争いのポイント差は開始前の「6⇒1」となり、終盤戦、ロンドンでの開催となる第4戦と第5戦の更なる熱戦が期待される結果となった。
日本から出場の内野艶和はスクラッチを10位、エリミネーションを15位とした。
第3戦終了時の暫定順位
1位:ジェニファー・バレンテ(アメリカ:98ポイント)
2位:ケイティ・アーチボルド(イギリス:97ポイント)
3位タイ:リリー・ウィリアムズ(アメリカ:62ポイント)
3位タイ:マギー・コールズリスター(カナダ:62ポイント)
17位:内野艶和(日本:8ポイント)
第4戦は12月2日(金)、第5戦のファイナルは12月3日(土)にイギリス・ロンドンで開催予定。
2回目の開催となったUCIトラックチャンピオンズリーグを制するのは誰になるのか。
この開催もスピードチャンネルで生中継が予定されている。