激しい集団の中での争い 最後に魅せた窪木

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銀メダル獲得 窪木一茂選手 インタビュー

Q:おめでとうございます。今の気持ちをお願いします!

悔しい!「競輪だ!」と思ってグーっと行ったんですよ。展開はよくて、すごく足を溜められました。

Q:最後の5周に入ったところで駆けました?

そうですね。昨日梶原(悠未)さんのレースを見てたので、5周で前に出ようと思っていました。

Q:どんな気持ちでレースに臨みましたか?

状態がすごく良いのは感じていました。体が起きないことだけを懸念していたので、体が動いてよかったです。去年のチャンピオンのフランス選手(ドノヴァン・ゴロンダン)の後ろにつけてたので「もらった」と思いました。

(5位だった)去年は1コーナーでどかして、膨らんでしまいました。「これは去年と同じ展開だ」と思い、内側で粘って粘って行きました。

Q:残り3周では前の方にいましたね。「これはいける!」と思いましたか?

前のフランス選手も良い感じで先行してくれていました。「これは本当に競輪が活きてくるな」と思って、合わせていった感じでした。

Q:ラスト1周はどんな気持ちでした?

やっぱりバック取ってないんで(笑)バックを取る競走をしないとダメかもしれないですね。日本の競輪でもバックはあまり取れていないので。

Q:フィニッシュした瞬間は?

着順は確信できなかったです。「届け!」と思って(ハンドルを)投げたので。

Q:最後は良いスピードでした!

ありがとうございます。少し恩返しができました。寺崎(浩平)くんとも少ししゃべったんですが、競輪のスピードが余裕を生んだと感じます。

Q:この後も大会は続いていきます。

明日からの種目を走る選手にも良い流れを渡したいと思っているので、しっかり気を引き締めて頑張ります。

Q:スクラッチで銀メダル、改めてどうですか。

今年(2022年)は初めてづくしですね。僕が新型コロナ前と比べて違ったことをしている点は、競輪に行ったってことくらいです。(要因は)そこかな?ということはいつも思います。レースもしっかり見えていたので、パリに向けて自信になります。

銀メダルですが、僕らはマディソンを本命としています。今村(駿介)選手のオムニアムをしっかり応援して、ストレスを無くしてあげて、しっかりマディソンに備えたいですね。

調子が良いので、また頑張ります!

競輪ファンの皆様へのコメント

世界選手権でのメダルは初めてなので、本当にうれしいです。最終周回で、自力を出すことができなかった事が、金メダルに届かなかった原因だと思います。

しかし、最後の半周の追い込みは、競輪で培ったものだと思います。
日本チームのサポートのおかげで体調も万全でした。チームパシュートで2024パリを目指しますが、他の種目でも良い成績が出せるよう、これからもコツコツ頑張っていきたいと思います。

日本よりいつも応援ありがとうございます。
うまく作用して競技と競輪が、日本で人気になるように👍
そして、結果を出せるようにまた僕はがんばります。

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