伊豆ベロドロームにて4日間にわたって実施された『2022全日本選手権トラック』。大会最終日の最終種目として男子ポイントレースが実施された。疲労が溜まった状態で臨んだこのレースを制したのは兒島直樹(チームブリヂストンサイクリング)。
エントリーリスト
選手名 | チーム名 |
河野翔輝 | チームブリヂストンサイクリング |
今村駿介 | チームブリヂストンサイクリング |
兒島直樹 | チームブリヂストンサイクリング |
窪木一茂 | チームブリヂストンサイクリング |
西原裕太郎 | シエルブルー鹿屋 |
中里仁 | Rapha Cycling Club |
貝原涼太 | 宇都宮ブリッツェン |
レースの行方 上位3人の戦い
30km、120周回、12回のポイント周回で実施された男子ポイントレース。10周ごとに先頭で通過した順から5、3、2、1ポイントがそれぞれ与えられる。
序盤はポイント周回に合わせてスプリントが勝負となり、集団は塊となってレースが進む。最初の2回のポイント周回は、2回連続で兒島が1着となる。
窪木、今村、兒島が何度かアタックしつつ、兒島がポイント周回では1着を重ねながらレースは進んでいく。
残り65周から兒島と今村が集団から抜け出して先行すると、窪木が合流して先頭は3人となる。6回目のポイント周回を迎えた3人は、兒島が再び1着でフィニッシュラインを通過。
6回目のポイント周回を終えた段階で、トップ3は以下の通り。
兒島直樹 | 28ポイント |
窪木一茂 | 14ポイント |
今村駿介 | 11ポイント |
集団は2つに分かれ、兒島、窪木、今村の3人が半周ほど後方集団の前を走る展開。
8回目のポイント周回も兒島が先頭で通過すると、先頭の3人は後方集団に追いつき、他の選手たちは-20ポイントとなる。
勝負は事実上暫定トップ3人の戦いとなってからの終盤戦、残り20周を前に窪木と今村がそれぞれアタックし、今村が窪木からリードを奪う。
残り15周となるところで、兒島と今村がアタックして集団から抜け出し、残すは最終ポイント周回のみ。
フィニッシュを前にしたポイントランキングは以下の通り。
兒島直樹 | 50ポイント |
今村駿介 | 28ポイント |
窪木一茂 | 23ポイント |
兒島が事実上の優勝を決めて、残すは2位争いとなったが、兒島と今村に窪木が追いつけずにレースは終了。兒島が1位、2位は今村、3位に窪木という最終結果となった。
最終順位
1位 | 兒島直樹 | 60ポイント |
2位 | 今村駿介 | 34ポイント |
3位 | 窪木一茂 | 27ポイント |