決勝:現日本チャンピオンvs元世界チャンピオン

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梅川風子コメント

Q:予選は自己ベストの10秒779のタイムでした。

びっくりですね。練習でも出てないタイムで、トレーニングとしてりゆちゃんやサトミナを追い込む役割をしたいなと思っていたので。その役割は全うできたと思うんですけど、さらに良いタイムが出たのはびっくりですし、トレーニングが結果になったことは嬉しいです。

アンソニー(・ペーデンコーチ)に「バンクで遊んでこい」と言われており、楽な気持ちで走れたのが良かったのかなと思います。

Q:全日本チャンピオンとして挑む、日本での国際大会でした。

日本での国際大会が開催されてすごく嬉しいですし、私もすごく良い経験ができていると思います。これから3日間、今日のことがなかったことにならないよう頑張りたいなと思います。

Q:決勝戦は3本目までもつれ込みました。

最後の最後でリー・ワイジー選手に当たったのも、運が良かったのかなと思います。お互い疲れてる中で、長い距離を踏もうと思った自分が勝てたのかなと思います。最終コーナーは接触しながらだったので、お互い気持ちの勝負だったのかなと。

彼女もオリンピック明けでまだまだ本調子じゃないと思うので、この先の世界選手権や来年以降でも喰らい付いていけるよう、自分も成長していきたいです。

Q:レース後、とても苦しんでいましたが。

お客さんの声とかも聞こえていたので応えたかったんですけど……汚いんですけど吐きかけてて、それを抑えるので精一杯で顔が上げられなかったんですよね。

ガッツポーズする人はよっぽど余裕があるんでしょうね、そこが残念でした(笑)

Q:あと3日レースが続きます。

今大会は長いので、タフなレースができたらと思います。明日またしっかりリカバリーして、ケイリンはケイリンでしっかりした戦いができたらと思います。ケイリンはまたガラッと変わってサトミナが生き生きしてくると思うんで、思いっきり邪魔したいなと(笑)良い相手になれたらと思います。

佐藤水菜コメント

Q:自己ベスト更新となりました。

でも世界記録は10秒1で、まだまだ上は上です。ちょっとずつでも自己ベストを更新して上に行けたらと思います。

Q:落ち着いてレースに挑めましたか?

いつもレース後、ジェイソン(・ニブレットコーチ)に色々ダメ出しされるんです。それを今回はプラスに変換して次のレースに挑めたっていうか……言われたことをちゃんとできました。初めてスプリントで「ちょっとbetter」って言われました!

Q:「魅了されてる」とお話ししていた太田りゆ選手との対戦もありました。

ドキドキバクバクもありましたけど、それはいったん頭から離して、リラックスできていたと思います。先輩の胸を借りるというか、チャレンジャーとして前向きに挑めました。

Q:4日間どのようなことを目標にしていますか?

あまりスプリントがうまくないので、国際大会のスプリントに出る機会はとても少ないんです。そんな中で2回スプリントの試合ができるので、成長する良い機会だなと思います。ケイリンはもちろんアジアチャンピオンになりましたので、もう一回自分の力強いところを見せたいなと。スプリントも頑張るけど、重きを置いてるのはケイリンです。

太田りゆコメント

Q:予選のタイムは、おそらく思ったようなタイムではなかったと思いますが……

思ったようなタイムではなかったし、「自己ベストが出したい」とか「日本新記録を出したい」とか色々な邪念がありすぎたと思います。自分に期待しすぎちゃってるな、と。それは入る前から自覚があって「これじゃ良くないな」と思ってたんですけど、修正できなかったのが大きな原因だったなと思います。ジェイソン(・ニブレットコーチ)からは「世界選手権に向けたトレーニングでコンディションが万全じゃないから、あまり落ち込むな」とは言われてるんですが……やっぱりガッカリはしちゃいますね。

Q:対戦はいかがですか?

リー・ワイジーとのレースでは、彼女に対して「勝ちたい」という気持ちが強かったです。1本目は積極的な自分の力が出せる良いレースができたと思います。2本目は本当に悪気なく、まったく見えていなくて……3本目はいっぱいいっぱいで、自分のミスだったなと思います。その後の順位決定は、正直リー・ワイジーとのレースでかなり疲れていて……何もできなかったな、という感じです。

Q:でもリー・ワイジーに1本取れたのは良かったですよね。

2人ともまだ元気な状態で当たって、それで取れたので。でも……残念でした、悔しかったです。

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