東京オリンピック後、日本人のタイムは?
では東京2020オリンピック閉幕後、新たに生まれ変わった新生日本ナショナルチームのタイムは、どれくらいなのか見てみよう。
東京オリンピック後に「200m FTT」の計測が行われたのは、以下の5大会だ。
大会名 | 開催月 | 開催地 |
2021世界選手権トラック | 2021年10月 | フランス・ルーベ |
2021全日本選手権トラック | 2021年12月 | 伊豆ベロドローム |
ネーションズカップ第1戦 | 2022年4月 | カナダ・ミルトン |
ネーションズカップ第2戦 | 2022年5月 | インド・ニューデリー |
2022アジア選手権トラック | 2022年6月 | インド・ニューデリー |
男子出場選手
日本から『2022ジャパントラックカップ I / II』に出場する男子短距離選手は9人。
前回の世界選手権以降、9.7秒台を記録した日本人選手は小原佑太(9.766秒)と中野慎詞(9.799秒)の2人のみ。現日本記録保持者の脇本雄太のタイム「9.518秒」とは、コンマ約2.5〜3秒差に迫っている。
男子選手のタイム
選手名 | タイム | 大会 |
小原佑太 | 9.766 | ネーションズカップ第2戦 |
9.803 | 2021全日本選手権 | |
9.988 | 2022アジア選手権 | |
中野慎詞 | 9.799 | 2021全日本選手権 |
新山響平 | 9.818 | 2021全日本選手権 |
9.851 | ネーションズカップ第1戦 | |
山﨑賢人 | 9.835 | 2021世界選手権 |
9.922 | 2022アジア選手権 | |
寺崎浩平 | 9.933 | 2021全日本選手権 |
9.979 | 2021世界選手権 | |
市田龍生都 | 10.015 | 2021全日本選手権 |
松井宏佑 | 10.225 | 2021全日本選手権 |
太田海也 | 10.303 | 2021全日本選手権 |
長迫吉拓 | – |
参照:各大会の男子スプリント予選(PDF)
『2021世界選手権トラック』 , 『2021全日本選手権トラック』
『ネーションズカップ 第1戦(グラスゴー)』
『ネーションズカップ第2戦(ミルトン)』
『2022アジア選手権トラック』
女子出場選手
日本から『2022ジャパントラックカップ I / II』に出場する女子短距離選手は3人。
この3人うち、2021年の世界選手権以降で最も速いタイムを記録したのは太田りゆ(10.791秒)。現日本記録保持者の小林優香のタイム「10.711秒」までコンマ0.2秒差。
太田に続くのが梅川風子の10.987秒。
佐藤水菜は世界選手権以降、ケイリン・チームスプリントに集中して出場しているため、公式大会での200mFTTには挑戦していない。
ちなみに、『2022ジャパントラックカップ I / II』に出場する海外注目選手の1人、リー・ワイジー(李慧詩、香港)は東京オリンピックにて日本記録を上回る「10.538秒」のタイムを残している。彼女の走りにも要注目だ。
参照:BBC「Tokyo Olympic: Cycling Track – Women’s Sprint results」
女子選手のタイム
選手名 | タイム | 大会 |
太田りゆ | 10.791 | 2021世界選手権 |
10.837 | ネーションズカップ第2戦 | |
10.976 | 2022アジア選手権 | |
梅川風子 | 10.987 | 2021全日本選手権 |
11.016 | 2021世界選手権 | |
佐藤水菜 | – |
参照:各大会の女子スプリント予選(PDF)
『2021世界選手権トラック』 , 『2021全日本選手権トラック』
『ネーションズカップ第2戦(ミルトン)』 , 「2022アジア選手権トラック」