天王山の日本人対決

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決勝 レース巧者のアフロ怪人

1本目。後ろから攻めることになった山﨑だが、スタートから半周を過ぎて前に出る。バンクの傾斜を上下しながら進み、1周を通過する前に傾斜を利用してレイトンジャムとの差を大きく開く。

残り2周を切るところで、大きな差を得た山﨑は相手のスピードを見ながら車間をキープしつつスピードを合わせていく。残り1周を切って全開となった山﨑は相手を寄せ付けずに先着。

2本目。今度は前でスタートした山﨑。後ろのレイトンジャムは1本目のように離れるようなレースはせずに、山﨑の後ろにピッタリとくっついていく。残り1周を前に後ろのレイトンジャムがバンクの傾斜を利用し加速して仕掛けるが、そのスピードに合わせて加速していくのは山﨑。

最終コーナーでは少し外に膨らみ、その影響を受けてかレイトンジャムが踏み込むのをストップし、山﨑が先着。

その後に判定が覆されることもなく、決勝を山﨑がストレートで勝利し、男子スプリントアジア王者の座を獲得した。

3位決定戦 小原メダル獲得ならず

小原の相手はアンドレイ・チュゲイ(カザフスタン)。1本目は小原が先行するが、ラスト1周に入って内側を開けてしまって並ばれると、最終コーナーで失速してしまう。

2本目は後ろから追い込み、最終コーナーでチュゲイに並びかけるが届かず。チュゲイがストレートで小原に勝利し、銅メダルを獲得。小原は惜しくもメダル獲得はならなかった。

最終結果PDF

※男子エリートケイリン✖ 男子エリートスプリント〇