気合の走りで山﨑が準決勝進出

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先行の寺崎は2着、しかし

1回戦2組には寺崎浩平が出走。

隊列の一番前に位置取った寺崎は後続の動きを見つつ、徐々にスピードを上げていく。最終周回に入っても先頭は変わらず寺崎だが、後ろからスピードを上げてきたのは国際大会でも結果を残しているムハマド・シャローム(マレーシア)。

最終コーナーでは寺崎をかわして前に出ていくが、その際に寺崎が外に膨れてしまう。シャロームは寺崎をかわして1着、寺崎は2着でフィニッシュするも、最終コーナーでの寺崎の動きが進路妨害にあたると判断されて、寺崎は降格となり敗者復活戦へと回ることになった。

その後の敗者復活戦でも先頭でスタートした寺崎は、一度も前を譲らずに走りきり、1着となって準決勝進出を果たした。

1回戦結果PDF

敗者復活戦結果PDF

準決勝 実力を示した山﨑

準決勝は3着までが勝ち上がりとなる。

準決勝1組には日本から山﨑が出走。残り2周となり3番手はアンドレイ・チュゲイ(カザフスタン)、そして4番手に山﨑。チュガイと山﨑はぐんぐんとスピードを上げてチュガイが先頭、山﨑が2番手となり最終周回へ。

最終周回で更に加速した山﨑はチュゲイをかわして単独でフィニッシュ。力の違いを見せて決勝へ勝ち進んだ。2着は最後に加速したエソー(インド)、3着はチュゲイとなった。

2組には寺崎が出走。3度目の先頭となり、レースは残り3周となってペーサーが退避する。

オー・ジェソク(韓国)が寺崎をかわして先頭に出ると、寺崎は2番手となって残り2周へ。残り1周半となって寺崎が加速すると、寺崎に続くのはポノマリョフ(カザフスタン)とシャローム(マレーシア)。寺崎を先頭に、実力のある3人が先着して決勝のメンバーが決まった。

準決勝結果PDF

決勝 寺崎が得意の走りで初優勝

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