1回戦・敗者復活戦

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準決勝 日本の実力

3着までが決勝に進む準決勝。

第1組は以下のメンバーとなった。

小林優香(チーム楽天Kドリ―ムス)
ロリーヌ・ファンリーセン(オランダ:BEAT Cycling)
バオ・シャンジュー(鮑珊菊:中国)
ケルシー・ミシェル(カナダ)
クリスティーナ・クロナン(オーストラリア)
リー ソフィー・フリードリッヒ(ドイツ)

レースは残り2周を前に3番手だったミシェルが先頭へと位置を上げる。小林は4番手の位置で仕掛け時を待つ。

最終周回に入り小林が加速していくと、2番手にいたフリードリッヒも動き出し、最終コーナーではミシェル、小林、フリードリッヒが横並びでフィニッシュ。

僅かに前に出ていた小林が1着、フリードリッヒが2着、3着にミシェルとなり、3人が決勝進出を決めた。

第2組は以下のメンバー:

ステフィー・ファンデルピート(オランダ)
マーサ・バヨナ(コロンビア)
エマ・ヒンツェ(ドイツ)
エマ・フィヌカン(イギリス)
ローリン・ジェネスト(カナダ)
佐藤水菜(チーム楽天Kドリ―ムス)

隊列はファンデルピート、ジェネスト、バヨナ、佐藤、フィヌカン、ヒンツェの順。

まずペーサー退避の前にヒンツェとフィヌカンが位置を上げていくと、ペーサー退避の瞬間にヒンツェが先頭になる。佐藤は最後尾。

残り2周ではバヨナがヒンツェをかわして先頭、続くのはファンデルピート、フィヌカン、ジェネスト、佐藤の順。

残り1周半でジェネストが外から加速していくと、その後ろには佐藤が続き、最終周回へ。ジェネストが先頭に出て加速していくが、それを外から佐藤がかわしていく。

最終コーナーを抜けると単独トップになった佐藤、そのまま後続を引き離して1着フィニッシュ。2着にジェネスト、3着にファンデルピート。

この結果、準決勝を日本の女子2人が1着で通過し、決勝へと進出した。

準決勝結果PDF

決勝 まさかの結末

決勝進出メンバーは以下の通り。

佐藤水菜(チーム楽天Kドリ―ムス)
ローリン・ジェネスト(カナダ)
ステフィー・ファンデルピート(オランダ)
小林優香
ケルシー・ミシェル(カナダ)
リー ソフィー・フリードリッヒ(ドイツ)

並びは、ファンデルピート、小林、フリードリッヒ、ミシェル、ジェネスト、佐藤の順で周回を重ねていく選手たち。ペーサー退避の残り3周を前に3番手のフリードリッヒが小林との距離を開けていく。半周を過ぎると小林の後方でフリードリッヒが加速し位置を上げていき、先頭へ。小林は前にいたファンデルピートをかわして2番手となる。

残り2周ではケルシーがスピードを上げて先頭へ。小林は3番手と絶好の位置を得るが、1周半を切ったところでは落車が発生してしまう。

小林、その後ろにいたジェネストとファンデルピートがクラッシュし、佐藤も巻き込まれる寸前に。一旦スピードを落とす事態となった。

しかしレースは続行され、先頭では逃げるケルシー、続くフリードリッヒ、そして佐藤が改めてペダルを踏みこんで加速していく。

最後まで諦めない佐藤は前との差を埋めていくが、最後は届かず。1着にミシェル、2着にフリードリッヒ、そして3着に佐藤となった。

レース後の審議により、2着のフリードリッヒが走行中に走るべく走路から外れたことが落車の要因となったため、フリードリッヒは降格。佐藤は繰り上がり2位で銀メダルを獲得。そして落車した小林、ジェネスト、ファンデルピートは3人とも3位と認定された。

最終結果は1位ミシェル・ケルシー(カナダ)、2位佐藤水菜(チーム楽天Kドリ―ムス)、3位は3人で小林優香、ローリン・ジェネスト、ステフィー・ファンデルピート。降格のフリードリッヒは6位をこの種目の成績とした。

最終結果PDF

佐藤水菜・小林優香選手インタビュー

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