敗者復活戦
敗者復活戦は1着だけが準決勝へと勝ち上がれる。
寺崎vsトルーマン
寺崎は第4組。短期登録制度で日本の競輪でも活躍したジョセフ・トルーマンなどと対決。
トルーマンが最後尾、寺崎がその前で隊列を組んでいたが、残り2周でトルーマンが先頭へ加速していく。
寺崎も付いていこうと加速するが、一度仕切り直して最後方からラスト一周へ。先頭で粘るトルーマン、そして寺崎が外から仕掛けていくが、トルーマンが粘り切って先着。
寺崎は最後に追い込んでいったが届かず3着、1回戦を勝ち上がることは出来なかった。
小原vsボティシャー
小原は第5組。短期登録制度で日本の競輪でも活躍した選手、シュテファン・ボティシャー(ドイツ)、トマシュ・バベク(チェコ)と同組となった。
最後尾でスタートした小原、その前にバベク、そしてボティシャーは3番手で隊列は進んでいく。ペーサーが退避した残り3周。前の2人と距離を開けて走るボティシャー、だが小原は最後尾から動かず。
残り2周となりボティシャーが動き出すが、小原は大きく離れて最後尾から上がれず残り1周へ。ボティシャーが先頭で走っていくと、後方からバベクと小原が加速していくが、開いた差は埋まらずにボティシャーが先着、小原も勝ち上がることは出来なかった。
準決勝 アフロ怪人(山﨑)決勝進出は?
準決勝は3着までが決勝に勝ち上がる。山﨑は第2組に入った。対戦相手は以下の通り。
マシュー・リチャードソン(オーストラリア)
チョウ・ユー(中国)
ケビン・キンテロ(コロンビア)
ジョセフ・トルーマン(イギリス)
シュテファン・ボティシャー(ドイツ)
山﨑賢人(チーム楽天Kドリームス)
レースは最後尾にいたリチャードソンがペーサー退避前に位置を上げていく。残り3周を切ってペーサーが退避するとリチャードソン、トルーマン、ボティシャー、キンテロ、山﨑、チョウの順。
残り2周半のところで3番手のボティシャーと最後尾のチョウが仕掛けると山﨑は最後尾となってしまう。
残り1周半から加速して前を伺う山﨑だが、ほぼ上がり切ったスピードに前に出ることが出来ず、最終周回へ。
山﨑は強引に大外を回っていくが、前に出ることは出来ずにフィニッシュ。前ではキンテロ、リチャードソン、ボティシャーが先着し決勝へ。山﨑は5着で7-12位戦回りとなった。
7-12位決定戦 力の違いを見せて1着
山﨑は隊列の先頭でレースをスタート。残り1周半でライアン・ドディク(カナダ)が上がってきたので、ドディクの後輪に付ける。
残り半周では2番手から一気に加速してドディクをかわして1着でフィニッシュ。最終成績を7位とした。
決勝 天国から地獄へ
メンバーは以下の通り。
ケビン・キンテロ(コロンビア)
シュテファン・ボティシャー(ドイツ)
マシュー・リチャードソン(オーストラリア)
マシュー・グレーツァー(オーストラリア)
ジャック・カーリン(イギリス)
サンティアゴ・ラミレス(コロンビア)
レースは残り2周となり、中段からカーリンが加速して先頭へ。
外からはリチャードソン、グレーツァーが仕掛けてくるが、カーリンが内側で粘り、他の選手を前に出さない状態で最終ストレートへ。
最終ストレートではカーリン、リチャードソン、キンテロがほぼ同時にフィニッシュラインへと駆け込んだ。
結果は1着にカーリン、2着にキンテロ、3着にリチャードソン。
レース終了後に激しくもがいた末に倒れ込むカーリン。しかし優勝したことで祝福されていたが……レース後にカーリンの走行違反が発覚して降格となってしまった。
結果は繰り上がりでキンテロが1位、2位にリチャードソン、そし3位にはボティシャーとなった。