「パンチしかない」ネーションズカップ第1戦
Q:今回の出場、最も力を入れているのは、やはりケイリンでしょうか?
はい。どの種目も100%でメダルを目指すつもりでやっていますが、1番力を入れいてるのがケイリンです。でも世界選手権のリベンジを果たすというよりは「決勝に乗りたい」という感じです。スプリントは対戦に課題が多いので、ハロン(予選の200mFTT)で自己ベストを出したいと思っています。
チームスプリントでメダルを獲りたいという気持ちが、2番目に強いですかね。世界選手権の時は4位でとても悔しかったので「次こそは」と思っています。
Q:第1戦はご覧になりましたか?
はい。自分に置き換えて見ると緊張してしまうので、あくまで観客としてレースを見ました。だから「わ〜速い〜」くらいの感じしかありません。
Q:では観客として見た中で、印象に残った選手やレースはありますか?
タイムとしては、カナダのケルシー・ミシェルの10秒3(200mFTT)はチェックしました。チームスプリントもタイム面のチェックはしましたが、一番自分に刺さったのはハロンの10秒3ですね。
Q:今の佐藤選手の自己ベストはどうでしょうか?
2021年5月のネーションズカップ(香港)での10秒9です。それ以来公式タイムの測定を行えていないので、今どうなってるかわからないですが……。
10秒3はもうパンチしかなくて。「ヤバイ!!」って感じです。
ケルシー・ミシェル選手とはチャンピオンズリーグでずっと一緒で、身近な選手です。その実力がいざタイムを出していると、本当に……「10秒3か……」って。
将来的に出せないタイムではないと思いますが、今すぐ出せと言われたら、厳しい。強い相手がいるということが、心にグサっと刺さってしまっています。
「まぐれだった」と言われない結果を
Q:第2戦の具体的な目標は?
ハロンで自己ベストを出すこともそうなのですが、日本記録を更新したいと思っています。
ケイリンはどんなメンバーになるかわかりませんが、世界選手権での銀メダルが「まぐれだった」と言われないだけの結果を残したいです。決勝に上がって戦いたいです。
チームスプリントは、今のタイムでどこまで戦えるかわかりませんが、メダル獲得を目指します。
Q:第1戦ではオランダが優勝、47秒台でした。タイム的には戦えるラインなのでしょうか?
チーム内では「私たち余裕が無いね」という一言が出ました。私たちのタイムは48秒6で、1秒の差は大きいけれど、うまくやれば48秒前半あたりはいけると思うんです。
世界選手権では46秒台も出ていました。中国勢がなにやら……という噂もあります。
でも、それぞれが自己ベストを出せば届かなくはないと思うんです。頑張ります。
Q:では最後に意気込みをお願いします。
ネーションズカップ第2戦、カナダに行ってきます。ぜひライブで応援してください!