自転車トラック競技の2022シーズンが始まった。中長距離メンバーが大活躍だった第1戦を終え、短距離メンバーが本格投入される第2戦がスタートする。

5月にカナダ・ミルトンで実施されるネーションズカップ第2戦にむけ、チーム楽天Kドリームス所属の佐藤水菜にインタビューを実施。2021年10月の世界選手権ではケイリンにて銀メダルを獲得した彼女は「まぐれだったと言われないように」と気を引き締める。

第2戦に向けた意気込みを伺った。

2022シーズン主要大会一覧

4月21日〜24日 UCIトラックネーションズカップ第1戦 イギリス・グラスゴー
5月12日〜15日 UCIトラックネーションズカップ第2戦 カナダ・ミルトン
6月18日〜22日 アジア自転車競技選手権大会トラック インド・ニューデリー
7月7日〜10日 UCIトラックネーションズカップ第3戦 コロンビア・カリ
7月28日〜31日 ジャパントラックカップⅠ/Ⅱ 伊豆ベロドローム
8月26日〜29日 全日本選手権トラック 伊豆ベロドローム
10月12日〜16日 UCI世界選手権大会トラック フランス・サン=カンタン=アン=イヴリーヌ

ワクワクよりは焦り

Q:ネーションズカップ第2戦が近づいてきました。ワクワクしていますか?

ワクワクよりは「早く仕上げた状態にしなきゃ」という焦りの方が大きいです。世界選手権より良い結果を出すために、と。

Q:では、現時点ではまだ不十分?

はい。ワット(出力を表す値)の数値などはいいんですが、自分の感覚がまだイマイチだなと感じています。

Q:世界選手権を経て、チャンピオンズリーグを経て……ということで、国際大会は3、4ヶ月ぶりです。久々感はありますか?

あります。チャンピオンズリーグは大会というよりはイベント的な雰囲気が強かったので、「レース」となると世界選手権ぶりの感覚です。

Q:普段のガールズケイリンとはまた違った感覚でしょうか?

はい、別種の緊張感があります。

「パンチしかない」ネーションズカップ第1戦

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