会場となるベロドロームは?
![Men's Keirin / TISSOT UCI TRACK CYCLING WORLD CUP VI, Milton, Canada, 松井宏佑](https://i0.wp.com/morecadence.jp/wp-content/uploads/2020/01/9570.jpg?resize=1960%2C1306&ssl=1)
まさに地球の裏側にあるカナダ・ミルトン。では次に『UCIネーションズカップ』第2戦の会場となる場所をご紹介。
会場となるのは「Mattamy National Cycling Centre(マタミー国立サイクリングセンター )」。
2015年にカナダで初めてオープンした、国際規格のベロドロームだ。
カナダ国内には、木製のベロドロームが数カ所あるものの、周長が200mだったり、天候に左右されてしまう屋外競技場だったり、どれも国際規格と呼ぶには何かしら欠けている施設。
世界で2番目に面積が大きいカナダだが、2015年まではオリンピックなどを想定した練習を行う場合、アメリカやヨーロッパなどにわざわざ渡航しなけらばならなかった。
そのため、1周250mの木製バンクを持つ、国内唯一の屋内自転車競技場である「マッタミー国立サイクリングセンター」は、全国から選手たちが集まるカナダトラック競技界の中心地となっている。
参照:CBC(マタミー国立サイクリングセンター開業に関するニュース)
来シーズンもミルトンで開催
![窪木一茂 KUBOKI Kazushige, JPN - Japan, Men's Madison, 2022 Track Nations Cup, Glasgow, Great Britain](https://i0.wp.com/morecadence.jp/wp-content/uploads/2022/04/207-20220423-AL101613.jpg?resize=1960%2C1307&ssl=1)
カナダ・ミルトンの「Mattamy National Cycling Centre」は、来シーズン(2023年)のUCIネーションズカップでも、その会場の1つに選ばれている。
従って、5月12日から開催される「UCIネーションズカップ2022」の第2戦にて、会場の雰囲気だけでなく、タイヤの滑りやすさやコーナーの膨らみ具合など、走路となるバンクの感触をうまく掴むことが重要となる。
![Men's Team Pursuit, 2022 Track Nations Cup, Glasgow, Great Britain](https://i0.wp.com/morecadence.jp/wp-content/uploads/2022/04/067-20220421-DSC00180.jpg?resize=1960%2C1307&ssl=1)
そうした感触をうまく掴み、2022年・2023年と、ミルトンにて良い結果を残すことができれば、各年の世界選手権や、さらに先の「パリ2024オリンピック」への切符をより確実に手にすることができるだろう。
コンマ何秒を争うトラック競技の迫力を、一瞬一瞬楽しみながら、ぜひ長期的な観点からもレースを観戦し、選手たちを応援していただきたい。