スクラッチ
1種目はスクラッチ。定められた距離を走り着順を競う。
最終周回には今村が先頭で入るも、最後には後続に追い越されてしまい、今村は6着。窪木は最終ストレートで加速し3着、橋本は4着と日本勢は3人が上位でスクラッチを終えた。
テンポレース
2種目目はテンポレース。男子10km(女子は7.5km)で行い、毎周回、フィニッシュラインを1着で通過した選手だけ1ポイントを獲得。さらに、集団を1周追い抜いた場合は20ポイントが加算され最終的な合計ポイントで順位が決定する。
この種目では今村が4人の逃げ集団に入り、メイン集団を1周追い抜きし20ポイントを加算。その後もポイントを重ねていき、最終的に29ポイントで1位となった。橋本は5位。窪木は9位。
エリミネーション
3種目目はエリミネーション。2周に1回最後尾の選手が除外されるサバイバルレース。
橋本が中盤で除外され、残り15人程度となったところで複数人を巻き込む落車が発生。幸い窪木と今村はこの落車に巻き込まれることはなかったが、レースは一時中断し、再スタートに。
その後も集団からは次々と人数が減っていき、残り5人となったところで今村が遅れてしまいエリミネート。窪木は残り3人となったところでエリミネートされたものの、窪木がこの種目を3位、今村が5位とした。
ポイントレース 今村が大量ポイント獲得し優勝
最後の種目は、男子25km(女子は20km)で行われるポイントレース。それまで3種目で獲得した総合ポイントを持ち点としてスタートし。10周ごとのスプリント周回で、1着に5ポイント、2着に3ポイント、3着に2ポイント、4着に1ポイントが与えられる。レースで得たポイントが持ち点に加算されていき、最終的に総合ポイントが最も高かった選手が勝ちとなる。
ここまで暫定トップは窪木と今村(100ポイントタイ)、3位にヤン ウィレム・ファンシップ(94ポイント オランダ/ビートサイクリング)、7位に橋本(76ポイント チームブリヂストンサイクリング)。
レース初回のポイント周回は窪木が1着5ポイント、今村が2着3ポイントとポイントを獲得していく。そして直後に今村とファンシップが加速し、合計5人の逃げ集団が形成されるが、この集団に窪木は入れず。
4回目のポイント周回を前にメイン集団に追いついた今村を含む5人は20ポイントを追加することに成功する。窪木はこの時点で一気に4位まで後退。そして更に今村、ファンシップ、窪木を含む上位集団は加速し、再度逃げ集団を形成。再びメイン集団に追いつき、20ポイントを加算する。
レースは終盤に入るが、橋本が落車するアクシデントが発生。橋本はレースに復帰したが、およそ1時間の中断を挟んでレースは再開された。再開後のレースは順位変動が起こるような大きな動きはなく、今村がポイント差を守って逃げ切り優勝。2位にはヤン ウィレム・ファンシップ(オランダ/ビートサイクリング)、3位にウィリアム・ペレット(イギリス)、窪木は6ポイント差でペレットに届かず4位、橋本は9位という最終結果となった。
今村は最終レースで合計を170ポイントまで伸ばす荒業を達成。今大会での調子の良さをうかがわせる結果となった。