梶原は「エンジンを大きくしている」
🇯🇵日本代表に合流しました✈️
今日からシーズン初戦のトラックレース!
INTERNATIONAL TRACK MEETING BELGIUM🇧🇪
5/15~17でオムニアム・エリミネーション・スクラッチ・ポイントレースの4種目10レース走ります!
例年とは違った、ロードレースを走りながらの挑戦、わくわく😊https://t.co/ThOM9J7CDF pic.twitter.com/2dIXqX9bPS
— 梶原 悠未 Yumi Kajihara (@Yumi_Kajihara) April 15, 2022
Q:梶原選手はWCC(ワールドサイクリングセンター@スイス)にいますが、どうでしょうか?
WCCに行ってからも連絡を密にとっていますし、トレーニングの情報も共有しています。海外でレースに出ていて、結果やデータを見る限り彼女は良いコンディションにあると思います。
ただ、トラックレースのトレーニングではなくロードをメインにしたトレーニングを行っているため、トラック向きに仕上がっているわけではありません。
あくまでも彼女の今年の目標は世界選手権であり、アジア大会ですので、今遠征はその過程の一部です。梶原は自転車競技者として強くなるために欧州に行っています。ですので、その結果が目に見えてくるのは少し先になるのではないかと思います。
Q:エンジンを大きくしている最中、ということですね?
その通りです。ロードではエンジンを大きくして、トラックに戻った際にエンジンをチューンアップするイメージです。7月位からオムニアムやマディソンに向けてチューンアップしていきます。
Q:遠くにいるけれど、目的は明確なので問題無いということですね。
欧州で経験出来るようなレースを日本で我々が梶原に提供してあげることが出来ていませんでした。今回WCCにいったことは日本では得られないレースの機会、経験などを得るためです。幸いなことにWCC側が柔軟な考えを持ってくれているので、必要なことを行えています。
以前、私が異なるチームにいた際に、プロチームに所属していた代表選手がいたのですが、プロチーム側からの指示に従わなければならないこともあり、世界選手権に出させてもらえなかった。そんなこともありました。
今はWCCと良好な関係が築けているので、出場したいレースに出場が出来ていますし、欧州での経験が積めるといった非常に良い形だと思います。
Q:他の選手に対しても同じような形で海外にいくことを勧めますか?
もしパリオリンピックでのメダル獲得のための活動やトレーニングに理解を示してくれるのであれば、WCCだけでなくプロチームでも嬉しいです。そういった場所があるならば喜んで送り出したいと思っています。
めっちゃ楽しみですよ!
Q:最後に、クレイグさん、久しぶりのレースはあなたにとっても楽しみですか?
私は既に準備万端ですよ。本当に長い間レースを行えてなかったので、全員の走りを観るのが楽しみで仕方ありません。何人かはオリンピックや世界選手権で走れましたが、大半の選手たちは伊豆でのトレーニングに2年間を費やしました。
ベルギーは誰もがオムニアムで走れる貴重な機会となります。男子は4人/2チームがマディソンで走れることにもなります。ネーションズカップとは違って枠に限りが無いので全員が走れます。
それぞれの種目で予選も実施されるなど、タフなレースになることは間違いありませんが、選手たちはより多くのレースを走ることが出来るのです。多くの種目に自分の選手たちが出場するので、本当に楽しみですよ!
Q:ネーションズカップよりもベルギーの方が楽しみ、でしょうか?
どちらもですが、より多く自分の選手たちのレースが観られることを考えるとベルギーでしょうか。でもUCIポイントを考えればネーションズカップですね。
ただ、ネーションズカップも世界選手権やアジア大会に向けた準備でしかないことを理解しておいてください。とにかく選手たちがレースに出れるということが嬉しいことなのです。
これまで選手たちは文句ひとつ言わずに寡黙にトレーニングを行ってきました。トレーニングキャンプに2年間いたようなものです。特に女子はロードレースが国内で無いので、辛かったと思います。だから選手たちが思いっきり走れる機会をめっちゃ楽しみにしていますよ。
2022シーズン主要大会一覧
4月15日〜17日 | 国際トラックミーティング | ベルギー・ゲント |
4月21日〜24日 | UCIトラックネーションズカップ第1戦 | イギリス・グラスゴー |
5月12日〜15日 | UCIトラックネーションズカップ第2戦 | カナダ・ミルトン |
6月18日〜22日 | アジア自転車競技選手権大会トラック | インド・ニューデリー |
7月7日〜10日 | UCIトラックネーションズカップ第3戦 | コロンビア・カリ |
7月28日〜31日 | ジャパントラックカップⅠ/Ⅱ | 伊豆ベロドローム |
8月26日〜29日 | 全日本選手権トラック | 伊豆ベロドローム |
9月13日〜16日 | 第20回アジア大会トラック | 中国・杭州 |
10月12日〜16日 | UCI世界選手権大会トラック | フランス・サン=カンタン=アン=イヴリーヌ |