本当の意味での能力開発ができていなかった
Q:新シーズンが遂に始まりますね。パリオリンピックまで時間が無く、とても大事な1年になります。種目によっては再構築が必要な種目もありますね。
男子と女子のチームパシュートは再構築の対象です。レースは少ない中ですが、オムニアムとマディソンには新たな選手たちを投入しますので、戦術的、身体的、技術的に新選手たちの発展の場としたいです。
新型コロナの影響で、東京オリンピック前の香港のネーションズカップ、そしてオリンピック後の世界選手権しか、チームとして海外の選手たちとレースをすることが出来ませんでした。
そういった意味で本当の能力の開発は出来ていませんし、新たに入った選手たちは海外での経験が無い状態です。新しい選手たちには経験を、これまで活躍してきた選手たちには更なる発展を目標としたシーズンにしたいです。
Q:今は手探り状態かと思います。ベルギー遠征/ネーションズカップ第1戦の具体的な狙いは?
ベルギーはレースに出て、刺激を得ることが目的です。これは今まで活躍してきた梶原(悠未)、橋本(英也)、窪木(一茂)に対しても言えることです。彼らですら、最近はレースを行えていません。
そしてUCIポイントを獲得することも目標のひとつです。国としても個人としても、今はまったくポイントが足りていない状況です。
ベルギーでの目標はそんなところでしょうか。特にマディソンとオムニアムについては世界選手権に出るためにポイントが必要です。
若手にチャンスを
Q:男子のオムニアムですが、ベルギー遠征では全員が出られますよね?ネーションズカップはどうでしょうか?
はい。ベルギーは全員が出場します。ネーションズカップはナショナルチームとブリヂストンで兒島(直樹)と今村(駿介)が出場します。
Q:ベテランの2人(窪木/橋本)からの「俺を出せ!」は、ありませんでしたか(笑)?
2人とも理解は示してくれました。兒島は2021年の日本チャンピオンですし、今村は東京オリンピックのリザーブでした。そういった若い選手たちにチャンスを与えてあげることも大事だと理解してくれています。レースを走る機会が無ければ、本当の意味での成長は難しいですから。
Q:女子は梶原選手と内野(艶和)選手ですね?
そうです。内野は2019年にジュニア世界選手権で金メダルを獲得してから海外でレースを行っていません。男子と同じ考えで、彼女の更なる能力発展を、レースを通じて行っていければと思っています。
チーム内に経験豊富な選手たちもいれば、新たに世界に挑む選手たちもいます。どちらも育てていかなければいけませんね。

内野艶和
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