後輩・内野艶和はこんな子
![内野艶和 鈴木奈央 古山稀絵, 女子オムニアム, 2021全日本トラック](https://i0.wp.com/morecadence.jp/wp-content/uploads/2021/12/105-20211211-AL101472.jpg?resize=1960%2C1307&ssl=1)
内野艶和, 鈴木奈央, 古山稀絵
Q:マディソンでペアを組むのは内野艶和選手ですね。古山選手から見て、どのような選手ですか?
若さといいますか、競輪選手といいますか、いろんなパワーがみなぎってるので安心しています。普段から一緒に過ごしているので、脚質や性格は少しずつ理解できているのかなと。
Q:先輩として「後輩のこんなところが心配」とかはありますか?
国際大会をあまり経験していないので、時差対策やコンディションの持っていき方がどう出るのかな、というのは心配な部分ですけど……根性でどうにかしてくれると思うので(笑)あまり心配はしていないです。
Q:先輩として「ここは教えてやるぞ」みたいなことは?
逆に教えてもらっていることが多いので、なんとも言えないです。4つほど歳が離れてるので、可愛らしい部分がたくさんあって……
何を話しても「そうなんですか!?」って「初めて知りました!」くらいのリアクションをしてくれるので、本当に些細な普段の生活や練習から、教えたくなるような子って印象です(笑)先輩として何を教えてやるかっていうと……まあ……クレイグ(・グリフィン)コーチとの向き合い方とかですかね。
![クレイグ・グリフィン, 自転車トラック競技日本代表](https://i0.wp.com/morecadence.jp/wp-content/uploads/2021/06/20210618-DSC00106.jpg?resize=1960%2C1307&ssl=1)
クレイグ・グリフィン
Q:ちなみにそれはどのような?
リアクションを大袈裟にしてみたりとか、ちょっと面白いジョークを言ったりするとコミュニケーションが取りやすいというのが、ここ数年でわかってきました。そういう点は伝えてあげたいなと思ってます(笑)
それはさておき、マディソンとかもそうなのですが、集団走行の速度や発揮するパワーは、国内のレースとは比べ物になりません。アジアレベルでも、また別の話。その時その時の戦い方があって、注意すべきポイントもその時によって違う。そういうところは経験から色々アドバイスできるんじゃないかなと思っています。
第一はマディソン、まずはスピードについていくこと
![古山稀絵, 女子エリミネーション, 2021全日本選手権トラック](https://i0.wp.com/morecadence.jp/wp-content/uploads/2021/12/103-20211210-AL101201.jpg?resize=1960%2C1307&ssl=1)
Q:パリに向けての目標は?
現状、マディソンで枠をしっかり取ってオリンピックに出場するのが、一番の目標です。
Q:今回の海外遠征でマディソンをたくさん走るかと思いますが、具体的な目標は?
東京オリンピックを目の前で見て、ハイスピードの中でのレースが展開されていると実感しました。まずはその「スピードについて行くこと」が大事です。それから「良いポジションにいること」がポイント獲得であったり最後までレースに残ることに必要になるので、2人で良い位置をキープしながら走るというのが今シーズンの目標なのかなと思っています。
UCIポイントも、しっかり獲得することが目標です。あとは日本チームは特になんですけど、アジア選手権で良いUCIポイントを取ることも重要になってくると思います。アジア選手権でしっかり優勝する、それも今シーズンの一つの目標です。
Q:今年は、もちろん世界選手権が最重要かと思いますが、それ以外で個人的に一番重きを置いてる大会というと?
やっぱりアジア選手権です。アジア選手権で優勝すると必然的に世界選手権の枠も取れますから。
Q:楽しみですね。
ベルギーの大会は27カ国、250人以上が出るんです。ネーションズカップばりの人数だって聞いてるので……怖いですね、ちょっと(笑)