男子ケイリン
男子ケイリン決勝メンバーはこの6人。
1 | 浅野涼太 | 作新学院 | 栃木 |
2 | 阿部英斗 | 松山学院 | 愛媛 |
3 | 岩谷駿之介 | 市立堺 | 大阪 |
4 | 岩井芯 | 岐阜第一 | 岐阜 |
5 | 山本蒼良 | 北桑田 | 京都 |
6 | 本田音輝 | 松山工 | 愛媛 |
ペーサーが退避して残り1周半となり、まず動いたのは5番手にいた岩井、そして続いて最後尾にいた阿部も位置を上げていく。
先頭だった浅野が後ろを気にしつつ、他の選手が上がってくるのを待つが、残り1周を切ったところで浅野が先頭、岩井は2列目に並走して外でスピードを緩め、内側でも選手たちが動かず。
浅野を先頭に2列目には内から本田、山本、岩井と並んで2コーナーを抜けていくと、ここから阿部が一気に加速して先頭へ。
そのまま加速していく阿部は2車身、3車身とリードを広げていき、1番いフィニッシュラインへと到達した。
2着には途中まで先頭だった浅野、3着には山本となった。
— 【記録速報】【公式】全国高等学校体育連盟 自転車競技専門部 (@hscyclingresult) March 24, 2022
優勝:阿部英斗(松山学院)インタビュー
Q:おめでとうございます。今の気持ちは?
去年の選抜も優勝してるので、『よっしゃ!』というよりは、ホッとしたって感じです。
Q:走る前から凄く気合が入っていましたよね。『ウォー』って叫んでましたし。
そうですね。もう声でしか気合が入れられないので(笑)
Q:フィニッシュした後も、かなり大きな喜びでしたね。
自分は短距離というよりも中長距離の方が得意なタイプで、元々中長距離をやっていました。正直、他の選手が本当に怖かったので、振り切れたことが安心の声の大きさだったのだと思います。
Q:2コーナー抜けたあたりからフルスロットルで、一気に行ってしまいました。後ろは見えていたのでしょうか?
もう本当にがむしゃらに前だけ見ていました。後ろに誰かが付いてると思っていました。
Q:本日の走りは作戦通りでしたか?
作戦通りでした。決勝まで全レースで戦略的に逃げていたので、決勝では僕の展開を待っての集団になると思っていました。自分が動かなかったら集団がスローペースになることも全部予想していました。他の選手が僕の番手に飛びつこうとして、前でやり合う展開になると思っていたので、それを待っていました。
Q:1回戦から伏線を張っていたわけですか!?
はい。全部逃げていたのはそれが目的です。
Q:……これもうネタバラシしちゃっていいんですよね?
もう終わったので大丈夫です(笑)。決勝のためにギアも変えていました。
Q:ちょっと重めにしましたか?
はい。決勝は重めにしました。他の選手たちに『今回の大会はかかりが悪いな』と決勝までに思わせたいという狙いがありました。
Q:全て作戦通りにいったということですね?
そうだと思います。
Q:今後はどうでしょうか?大学進学など?
競輪選手になることを目標に頑張っています。
Q:では、インターハイが終わったら養成所の試験に向けて、ですね?
そうですね。インターハイが終わったら切り替えていこうかなと思っています。
Q:憧れの選手、こんな選手になりたいなどありますか?
憧れの選手は村上義弘選手です。昔から小倉で育ったので、競輪祭をずっと見てきました。
村上さんの男気ある先行だとか、先行できなかったとしてもラインのために走る魂の走りに、本当に、ずっと憧れています。
Q:いつぐらいから憧れているのでしょうか?
小学4年生の頃からです。競輪は小学2年生ぐらいに初めて見て、それからずっと競輪ですね。
Q:競技を続けたいという気持ちはありますか?
悩んだ時期もありましたが、やっぱり自分は村上さんに憧れて競輪選手を目指しているので、そこは変えずに競輪をやっていこうかなと思います。
Q:改めておめでとうございます!
ありがとうございます。