オリンピックとともに歩んだ選手人生

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トラック最強夫婦

ジェイソン・ケニー(J.ケニー)と言えばローラ・ケニー(L.ケニー)。逆もまたしかり。

トラック競技においてメダルを量産した夫婦として、過去の記事でも何度かご紹介してきた。

ジェイソン&ローラのケニー家が金メダル3つ、トラックワールドカップ第2戦振り返り

L.ケニーはオリンピックに3回出場し金メダルを5枚獲得しているが、その他の大会でもメダルを量産している。以下のように、優勝回数だけでもその実績の凄さがわかる。

オリンピック:金5枚
世界選手権:金7枚
大陸選手権:金14枚
ワールドカップ:金17枚
コモンウェルスゲームズ:金1枚

参照:British Cycling

各大会で世界屈指の結果を残し、メダル獲得枚数を夫婦で合計すると凄まじい枚数となる。オリンピックだけでも夫婦で合計14枚のメダルを獲得しているのだ。

数少ない「Sir」の称号の持ち主

イギリス王室より毎年2回発表される「大英勲章叙勲者リスト(British Honours List)」。この大英勲章のうち男性に与えられる最高位の爵位が「ナイト(Knighthood)」。ナイトの爵位を叙勲すると「サー(Sir)」の敬称を使うことが許される。

過去にこのナイトを叙勲した自転車競技選手には”サー・クリス・ホイ”や”サー・ブラッドリー・ウィギンス”がいる。

そして2022年の「新年の叙勲」にて、特にオリンピックでの功績を称えられジェイソン・ケニーも「ナイト」を叙勲し、”サー・ジェイソン・ケニー”となった。

同叙勲リストには、ローラ・ケニーの名前もあり、女性に与えられる最高位の爵位「デイム(Damehood)」を叙勲している。

参照:イギリス政府 New Year Honours List 2022 , BBC Japan

クリス・ホイら、関係者によるコメント

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