2021年12月の全日本選手権トラックにてケイリン種目で金メダルを獲得した小原佑太。「日本チャンピオン」の称号を得たその年末、ヤンググランプリ2021も制し、競輪界でも「若手No.1」の称号を手にした。

上り調子の小原佑太にインタビュー。2021年後半の大会のこと、競輪のことについて話をたっぷりと話を伺った。

全日本選手権での勝利

小原佑太, 男子ケイリン 決勝, 2021全日本トラック


Q:2021年は競技面でケイリン日本一となりましたね。比べるようなことではないと思いますが、全日本選手権のケイリンでの勝利と、ヤンググランプリの勝利、どちらが小原選手として嬉しかったですか?

どちらも嬉しかったですが、ヤンググランプリではライン(高橋晋也‐小原佑太のコンビ)でワンツーフィニッシュでした。ですからヤンググランプリの方が嬉しかったかもしれません。

小原佑太 高橋晋也, ヤンググランプリ, KEIRINグランプリ2021 静岡競輪場

Q:全日本でのタイトルはプレッシャーに感じるか、やる気を感じるか、どちらでしょう?

やる気の方が感じますね。まだプレッシャーを感じるほどの人間でもないので(笑)

G1タイトルホルダーなどであればプレッシャーになると思うんですが、今はそこまで気負わずにやっています。自分の目標をひとつひとつクリアするためのモチベーションの方が強いです。

Q:全日本選手権では多くの観客に応援されましたが、やはり力になりましたか?

名前も呼んでもらえましたし、めちゃめちゃやる気が出ました!海外に行ったくらいの気持ちでしたよ。もっとたくさんのお客さんが入ってくれれば嬉しいですし、僕たちも、もっと盛り上げていかないといけませんね。

小原佑太, 男子ケイリン 決勝, 2021全日本トラック

Q:チームスプリントなどのチーム競技は楽しかったですか?また長迫選手がチームスプリントの第1走としてのエキスパートかと思いますが、小原選手は2走となるのでしょうか?

はい。あれは走っていて楽しいです。第1走に関しては、長迫(吉拓)さんがナショナルチームに帰ってきましたが、長迫さんとしても競い相手がいた方が良いと思いますし、やる気はあります。

加えてスタートの技術は継続して練習していかないと身につきません。ですので2走兼1走の方が、自分には合っていると思います。

1kmTTという地獄

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