憧れのスペシャルゲストが登場!
初日の夜に実施された講習会では、6人のスペシャルゲストが登場。東京2020オリンピック日本代表の脇本雄太、橋本英也の他、競輪選手でもあり短距離ナショナルチームで活躍する新山響平、先日の全日本選手権で5冠を達成した今村俊介、オムニアム全日本チャンピオンの兒島直樹、地元京都出身の徳田優……と、TEAM BRIDGESTONE Cyclingに所属する6人が全国から集まった54人の選手の前に登場した。
講習はおよそ1時間。ブリヂストンの選手本人の写真から作成された資料を基に、選手からジュニア世代の選手たちへ、トップ選手ならではの経験や実際のレースでの取り組みが紹介された。
中には選手本人も「初めて話した」というほどのレアな情報も。参加選手たちは皆熱心にメモを取りながら耳を傾けていた。
トップ選手たちからのクリスマスプレゼント
講習の最後には参加した参加選手全員へボトル、サコッシュ、最新版のカタログがプレゼントされた。講習終了後には、もらったプレゼントにサインを入れてもらう選手も。
中でもひときわ熱心に質問していた松山学院2年生の阿部英斗(あべあやと)選手に終了後、感想を聞いてみた。
※2021インターハイ スクラッチで9位
「インターハイでもスクラッチに出場するなど、中距離選手として活動していますが、将来的に短距離に挑戦したいと考えていました。脇本選手が高校時代は個人パシュートやチームパシュートを主体に活躍していた話を初めて知り、とても驚きました。脇本選手と同じように短距離にも今後挑戦していきたいです!明日の実践練習では苦手なスタンディングについて教えてもらいたいです!」
講義終了後はあこがれの脇本選手と2ショット&サインをおねだり。
自転車界の発展に貢献したい
今回の講習を企画したブリヂストンサイクル株式会社チーム戦略課長の岡田哲也さんにお話を伺った。
「このような講習はTEAM BRIDGESTONE Cyclingとしても初めての取り組みとなります。今年の春に全国高体連の顧問の先生方にアンケートを取ったところ、自身に競技経験が無い為指導に対して不安がある、機材をそろえることに対して金銭的な不安がある等の回答を多くいただきました。
我々としてはこのような機会を設けることで、トップクラスの選手が普段どのようなトレーニングを行っているのか知ってもらい、自転車界の発展に貢献したいという想いがあります。参加されているユースからジュニアの世代の選手たちに対して、より選手たちを身近に感じてもらうと同時に、商品PRの機会にもなり、また選手にとってもプロとして人前で話す、ある種のトレーニングになるとも考えています」
合宿2日目にはTEAM BRIDGESTONEの選手による実践指導も実施された。
その模様は後日改めてレポートします!