オリンピック開幕から9日。有観客で観戦可能なトラック競技は、静岡県にある伊豆ベロドロームで開催される。8月2日から8日までの7日間の日程で行われる今大会の、各種目のルールや見どころをチェックしていく。
トラック競技の見どころ
目の前を走り抜ける、時速60km以上のド迫力
観客と選手との距離が近いトラック競技場内。ゴール前に加速する「スプリント」の際の最高時速は、約70kmにまで到達する。目の前を走り抜ける「生身の人間が操る高速の乗りもの」の迫力を、肌で感じることができる。
まるでアトラクション!「伊豆ベロドローム」カーブの最大傾斜角は45°
トラック競技場は「バンク」と呼ばれ、その長さは250m・333.3m、400mとさまざま。直線距離で加速されたスピードを殺さないよう、コース内のカーブには角度がつけられている。
オリンピック会場である「伊豆ベロドローム」の周長は250m。その最大傾斜角は、なんと45°!バンク内で駆け上がったり駆け下りたり、縦横無尽に動き回る選手たちにとって、大胆な駆け引きの重要なミソとなる。
最後まで、誰が勝つかわからない!?バンク内で繰り広げられる多彩な戦略
選手たちが一瞬で目の前を通過してしまうロードレースと異なり、バンク内で繰り広げられるひとつひとつのレースは、スタートからゴールまでの全行程をこの目に焼き付けることができる。
息をするのを忘れるほどに白熱する試合展開、最終回の追加点の差異により発生する大どんでん返しなど、速さだけじゃない、選手たちが繰り広げる頭脳戦も見どころのひとつだ。
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