スロベニアにて6月19日より開催されているツール・ド・スロベニアに出場した新城幸也選手(バーレーン・メリダ)より最終第5ステージの結果とコメントが届いた。

今シーズン初の雨のレース/TEAM ユキヤ通信 2019 №16 Tour of Slovenia Stage4

チームの目論んだ展開とならず、第2集団でゴール

最終日の第5ステージも朝から激しい雨が降る中のスタート。序盤はスプリントポイントが連続し、終盤には3級山岳が2回、終盤には雨が上がり気温が上昇するというタフな気象条件に加え、フィニッシュまでの周回は石畳の上り坂が続くというハードな167.5km。

新城選手はスプリンターのエース、フィル・バウハウスのために途中先頭を牽く働きをするが、チームのステージ優勝はならず。エースと共に取り残される形となった第2集団の中、2分23秒遅れの43位、総合66位でレースを終えた。

 

「日に日に調子が上向きになった復帰レース」

以下、新城選手のコメント。

「今日はスプリントになる事が予想されていたので、大人数の逃げにだけ気を付けて、スタートした。

50km辺りでチームから集団コントロールに入るように指示があり、コントロールに加わり、2分30秒前後でコントロールしていた。

95kmの1つ目の山岳賞で総合2位のチームに攻撃を仕掛られ、バーレーン・メリダが望むスプリントな展開にはならず、次の山岳賞もハイペースで登り、エーススプリンターのフィル遅れてしまう。皆で集団復帰する為に働いたが、先頭集団もペースを落とすこと無く、追いつく事は出来なかった。

最終ステージまでこの1週間、追い込み走った。日に日に調子が上向きになったが、まだまだレースの強度には苦しめられている。とにかく最後は雨の2日間を無事に落車無く走り切れて安心した。

この後は全日本選手権です。強行スケジュールですが全力でチャンピオン獲りに帰ります。
応援宜しくお願いします。」

今後のレース予定

25日に帰国し、26日には全日本選手権の舞台となる富士スピードウェイ入り。27日は新城自身、U23以来となる、全日本選手権個人タイムトライアルに出場の予定。

3月の怪我から復帰した元気な姿を日本で見るチャンス、ぜひお見逃しなく。

【続報】新城幸也、左肘頭骨骨折・左大転子部裂離骨折と診断 左肘の手術は無事成功/TEAM ユキヤ通信

Text:Miwa IIJIMA
TEAM ユキヤ通信 2019 №17』
23 June 2019 at Slovenia
Tour of Slovenia Stage 5 » Trebnje › Novo mesto (167.5km)