中東オマーンで開催中したツアー・オブ・オマーンに出場中の新城幸也選手から、第6ステージの結果とコメントが届いた。

バーレーン・メリダ今季1勝目!新城ら笑顔でフィニッシュ ツアー・オブ・オマーン第4ステージ/TEAM ユキヤ通信 2019 №08 Tour of Oman (2.HC)Stage 4

ポッツォヴィーボは第5ステージ終了で総合2位 ツアー・オブ・オマーン第5ステージ/TEAM ユキヤ通信 2019 №09 Tour of Oman (2.HC)Stage 5

ポッツォヴィーボ落車も総合2位キープでフィニッシュ

最終日の第6ステージは1周7kmを3周する135km。急勾配の短い丘を繰り返し、オマール湾岸沿いが最後に設定されたコースだ。

ボーナスタイムでポッツォヴィーボを総合2位から逆転させることを狙うチーム・バーレーン・メリダだったが、残り50kmのところで集団内で有力選手数名が巻き込まれる落車が発生。ポッツォヴィーボもそれに巻き込まれ、右半身の広範囲を負傷してしまうが、再び走り出し新城選手らのサポートで集団に復帰し、総合2位を守ってフィニッシュするに至った。

新城選手は同タイム集団の中、76位でフィニッシュ、総合66位でレースを終えている。

擦過傷が痛々しいが、総合の表彰台で笑顔を見せたポッツォヴィーボ

擦過傷が痛々しいが、総合の表彰台で笑顔を見せたポッツォヴィーボ

「ピリピリしていて、リスキーな最終周」

以下、新城選手のコメント。

 

最終日はコルブレッリのステージ優勝とポッツォヴィーボの総合2位を守ることが自分の役目だった。
しかし、残り50kmで総合2位につけているポッツォヴィーボが落車。自分はコルブレッリのサポートで集団前方にいたので、落車には気づかなかったが彼は酷い擦過傷を負っていた。

最後の周回は集団がピリピリしていて、リスキーな状態で、良いポジションをキープするのに苦戦し、コルブレッリと上手く連携できなかった。
近くにいたポッツォヴィーボを連れて危険回避で先頭まで上がって、自分の仕事は終わり、残り4kmで離脱した。
コルブレッリはステージ2位と惜しかった。

今回、ツアー・オブ・オマーンは初参加だったが、オーガナイズも良いし、コースもキツいし、また出場したいレースの一つとなった。
落車はあったが、大きな怪我にはならず、この落車したステージ以外は良い調子で走れ、監督も喜んでくれて何よりだった。

これから次のレースまで少し空くので、またしっかりとトレーニングして、次のターゲットに準備したいと思います。

今後の出場予定

レース終了後、新城選手はタイに戻り自主合宿を行い、3月中旬ごろ渡仏予定となっている。
次のレースは3月25日〜31日までスペイン・カタルーニャ地方でのワールドツアー、
Volta Ciclista a Catalunya』(ヴォルタ・シクリスタ・カタルーニャ)に出場予定だ。

 

Text:Miwa IIJIMA
『TEAM ユキヤ通信 2019 №10 』
21 February ,2019  Japan
Tour of Oman (2.HC)  Stage 6  »  Al Mouj Muscat  ›  Matrah Corniche   (135.5k)