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男子39人の出走
午後2時からは男子がスタート。男子の出走数は、31か国の39人。なお、日本からの出場枠はなし。
39人が3つのグループに分けられ、グループ間を30分程度のインターバルを設けながら、1分半の間隔を空けて順にスタートしていった。現世界王者のフィリポ・ガンナ(イタリア)を最終走者とし、これまでタイムトライアルで結果を残した人ほど後となるようスタート順が決定された。
スタートしてからは。9.7km地点、15km地点、1周目終了地点、31.8km地点、37.1km地点でそれぞれ途中計測が行われた。
57分56秒46が基準
第1グループでまずトップタイムを出したのはユーゴ・ウル(カナダ)。57分56秒46というフィニッシュタイムがこれから出走する選手たちの基準タイムとなった。
第2グループからは、リッチー・ポート(オーストラリア)やレムコ・エヴェネプール(ベルギー)など、タイムトライアルを得意とし、結果を残してきた選手たちがスタートを切っていく。
空力性能の高い低い姿勢をとりながら、体幹を全くぶらさずに脚だけがひたすらスムーズに回るペダリングを見せたレムコ・エヴェネプールは、1周目はウルの次点となるタイムを刻んだ。後半にかけてスピードを上げて行き、およそ35秒差でウルを上回った。
さらに第2グループでは、8番目の出走となったリゴベルト・ウラン (コロンビア)がグランツールの総合を争う者の一人として、存在感のある走りを見せる。ウランはおよそ3秒ほどエヴェネプールを上回ってフィニッシュした。
なおヨン・イサギレ インサウスティ(スペイン)は、1周目の途中で脚を攣った様子が映像に映し出され、15km地点でのタイムを最後にDNFとなっている。
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