トラック競技勢も登場

新型コロナウイルスの影響により、イタリア・イモラでの開催となった「UCIロードレース世界選手権2020」。

トラック競技中・長距離種目でも活躍を見せる選手達が出場した個人タイムトライアル種目の結果まとめをお届けしていく。

絶好調のガンナが爆走【男子個人タイムトライアル】

男子エリートでは57人がエントリー。個人パシュート現世界王者フィリポ・ガンナ(イタリア)や、ベンジャミン・トマ(フランス)、イボ・オリベイラ(ポルトガル)などトラック競技でも活躍する選手達も名を連ねた。

終盤に差し掛かると、2018年ツール・ド・フランス覇者のゲラント・トーマス(イギリス)、アワーレコード世界記録保持者のビクター・カンペナールツ(ベルギー)などタイムトライアルの強豪選手達が次々とスタートしていく。

元シクロクロス世界王者のワウト・バンアールト(ベルギー)が36分20秒台をマークし、このまま優勝かと思われていた矢先、最後から2番目に出走したガンナが唯一の35分台をマーク。

最終出走者としてスタートした2018、2019年チャンピオンのローハン・デニス(オーストラリア)はガンナのタイムを更新出来ずに5位に終わり、ガンナが優勝となった。

国内選手権での優勝や直近に開催されたティレーノ・アドリアティコでステージ優勝を飾るなど、今シーズンのタイムトライアル種目において他を寄せ付けない強さを誇る24歳のガンナ。

自国開催で周囲の期待通りに優勝し、イタリアにとっては初となるタイムトライアル種目での世界王者が誕生した。

2位にファンアールト、3位は昨年のロードレース種目で3位のシュテファン・キュング(スイス)となり、それぞれが表彰台へと上がった。

順位 名前 チーム タイム
1位 フィリポ・ガンナ イタリア 35分54秒
2位 ワウト・ファンアールト ベルギー +26秒
3位 シュテファン・キュング スイス +29秒

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