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国営チームも危機に局面
危機が迫っているのは民間企業がスポンサーのチームだけではない。カザフスタンの国営チーム「アスタナ プロチーム(以下アスタナ)」も存続に暗雲が立ち込めている。
アスタナは4月始めから、選手とスタッフの給料を30%カットなどの措置を行っていた。
アスタナの合名会社であるカザフスタンの国民福祉基金「SAMRUK KAZYNA」の最新のプレスリリースによると「原油価格は30%以上下落、29年間で最大の下落である1バレル26.97ドルに達し、自国通過の為替レートも大幅に弱体化している(3月20日時点)」と発表。当基金は緊急に営業費と管理費を削減し、投資プロジェクトの費用見直しの為の措置を講じており、この影響がチームへの経費削減に繋がっている事が考えられる。
仏メディア「Cyclism’Actu」のインタビューにて、チームマネージャーのアレクサンドル・ヴィノクロフ氏は、年内の競技再開は「生き残り」の問題と述べ、もし今年レースに出場する事ができなければチームの解散も視野にある旨を発言した。
ITW : Vinokourov : "S'il n'y a pas de courses, Astana disparaîtra" #Vinokourov #Covid_19 #TDF2020 #Giro103 #Astana https://t.co/4xCaFNE1yy
— Cyclism'Actu (@cyclismactu) May 11, 2020
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