徐々に回復を見せる欧州
グランツール開催国であるイタリア・フランス・スペイン。特に感染被害が大きかった国ではあるが、5月以降に外出制限が一部緩和された。
徐々に回復の兆しを見せる欧州だが、どの程度日々の生活が戻りつつあるのか。各国の現状をお伝えする。
イタリア
欧州の中でもコロナ感染による死者が多かったイタリア(5月9日現在)だが、5月4日から約2ヶ月ぶりに外出制限が一部緩和。製造業や建設業などの一部の経済活動再開と共に、制限付きの屋外での運動なども認められた。
4月26日に発表され、5月4日から17日まで効力を有する首相令は以下の通り(一部略)
・公共の場及び私的空間における人の密集を禁止する。市長は,この規定が遵守できないと思われる特定の場所を一時的に閉鎖することができる。
・屋外での娯楽/レクリエーション活動は認められていない。個人か、未成年や介助が必要な人は付き添いを伴い、スポーツには最低2メートル、運動には最低1メートルの対人距離を確保する場合、スポーツや運動を行うことが認められる。
屋外の運動すら許可されていなかったイタリアだったが、これによりプロ選手達も遂に屋外トレーニングへ。しかし、まだ複数人での運動(グループライドなど)は許可されていない。
Over in 🇮🇹 Italy and 🇲🇨 Monaco, @M_Fabbro95 and @gatto_oscar have been enjoying their first few days of riding outside ☀️🙌🏼 pic.twitter.com/8fxnBkHbom
— Red Bull – BORA – hansgrohe (@RBH_ProCycling) May 8, 2020
8月1日にはイタリアでストラーデ・ビアンケが予定されている。