世界一を決める戦い
ロード世界選手権2019、大会最終日となる9月29日にイギリス・リーズからハロゲートにかけて男子エリートロードレースが開催された。
世界が注目したレースは伏兵マッズ・ペデルセン(デンマーク)が制し、デンマークの選手として史上初の男子エリートロードレースの王者に輝いた。
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出走195人、完走46人というサバイバルな展開となった今年の世界選手権男子エリートロードレース。誰もが予想しなかった勝利と、悪天候・低気温の中の過酷なレースの模様をこの記事にてお届けしたい。
豪雨の1日
レースは豪雨の影響によりスタート時間が30分遅れ、いきなりコースが変更及び短縮される混乱の中で行われた。ライン区間(周回コースに入る前)の山岳区間が大幅になくなり、その変わりにハロゲート市街の特設周回コースが7周から9周に増え261km(元は287km)にて争われた。
今年の優勝候補に名が挙がっていたのは昨年大会覇者のアレハンドロ・バルベルデ(スペイン)を筆頭にジュリアン・アラフィリップ(フランス)、マチュー・ファンデルプール(オランダ)、グレッグ・バンアーベルマート&フィリップ・ジルベール(ベルギー)、ペテル・サガン(スロバキア)など。
日本からは新城幸也と中根英登が出場。気温12度と肌寒い雨の中、世界一を決めるレースはスタートした。
Neutral start ends, racing proper is underway at #Yorkshire2019! pic.twitter.com/DQNMVMUbzZ
— UCI (@UCI_cycling) September 29, 2019