【中根英登選手】

今回はしっかり走りたい 幸也さんを守る

Q:2年連続の世界選手権出場ですが、意気込みはいかがでしょうか?

今年はシーズン初めは良い状態で走れていて、南米で良い結果を残せました。しかしその後体調を崩してしまって、ずっと低迷していて、良くない方向に進んでいたんですけど、先日行われたイタリアの連戦で久しぶりに復調の良い走りができました。そのタイミングで世界選手権に出場出来ると決まりました。今年の世界選手権に出るのは厳しいかなと思っていたのですが、チャンスをいただけたことで、ナショナルチームからの信頼というのもすごく感じました。その分責任も感じるので、今回はしっかり走りたいと思います。

Q:今回は新城と2人、それぞれの役割は?

チームとして幸也さん(新城)をエースとして考えているので、僕は幸也さんを守るというか、なるべく幸也さんの力を温存させてあげられるような走りを心掛けたいなと思います。ただ2人なので、フル(8人)で参戦できる国からしたらやはり不利ですし、僕1人でできることも限られてくるとは思いますが、やれることをしっかりやれればなと思っています。

Q:今年の目標、こんなことがしたいなどありますでしょうか?

コースを試走して、ライン区間(周回まで)も周回のコースもテクニカルな部分があるし、平坦区間も少なくて本当に厳しいコースレイアウトだと分かりました。自分の目標というよりは、チームとしてどれだけ良いリザルトを残せるかというところが大事かなと思います。

Q:天候が悪いことが予想されていますが?

風が吹いたりするとどうしても人数が多いチームが良いポジションを取りやすかったり、前に上がるタイミングも人数が多い方が有利です。アシストが僕しかいないという状況なので、願わくば本当に穏やかな天候であってほしいなとは思ってます。

幸也さんとの連携を深めたい

Q:オリンピックを1年後に控えて、この大会の意味は?

しっかりポイントをとって代表に選ばれないといけないと思ってます。自分が今シーズンの序盤の半年ほど出遅れてしまった分、巻き返さないといけません。あとは幸也さんと走れるという機会も数が少ないので、しっかり連携を深めて、まずはこの世界選手権でチームとして良い成績が残せるように頑張りたいと思っています。

自分の力で勝ち取る

2018ロード世界選手権現地練習する中根英登

Q:東京オリンピックを目指す上での気持ちは?

自国開催のオリンピックなので、日本のプロロードレーサーとしては誰もが出たいと思う大会です。なんと言うか、みんなが目指すところなので、ちゃんと自分の力で勝ち取りたいなと思ってます。

Q:去年の世界選手権でリタイアしたときに「次も絶対出たい」と話していましたが、今大会でリベンジと思うところは何かありますか?

2018年は自分としても初めての世界選手権でした。その舞台で1人で走り、チームカーも無いという状況が初めてだったこともあり、周回コースに入った時点でチームスタッフから補給を取れずに失敗しました。そのような初歩的なミスを無くしていきたいと思いますし、今年は2人で出てアシストとエースという役割もはっきり決まっているので、自分に与えられた仕事を全うしたいと思います。

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