ピレネー山脈 山の戦い(第14ステージ)

フランス勢活躍の第14ステージ

ツールドフランス

第14ステージトゥールマレー峠を制したティボー・ピノ(グルパマ・エフデジ)参考:LeTour

ピレネー山岳2連戦の初日、第14ステージ。序盤のアップダウンに組まれた4級山岳を超えた後は1級山岳を超え、ピレネーの象徴である標高2115mの超級、トゥールマレー峠(19km、平均勾配7.4%)がフィニッシュの111km。

レース序盤にはポイント賞首位のサガンや、山岳賞首位のティム・ウェレンス(ロット・ソウダル)、ビンツェンツォ・ニバリ(バーレーン・メリダ)など豪華なメンバーを含む17名の逃げが形成。

終盤に入り逃げ集団を吸収したメイン集団はトゥールマレー峠へ。その厳しい上りで徐々に人数が減りながらレースは進んで行く。フィニッシュまで残り4kmとなったところで新人賞3位のゴデュがアタックし、個人総合争いとステージ優勝争いは激しさを増していく。

そして残り1.1km。エマニュエル・ブッフマン(ボーラ・ハンスグローエ)のアタックにより個人総合2位のトーマスが遅れ、アタックに反応したピノ(グルパマ・エフデジ)がステージ優勝。

個人総合争いではピノに続いたアラフィリップが2位に入り、トーマスとのリードを拡げることに成功する。

イェーツの2勝目、遅れるアラフィリップ(第15ステージ)

ツールドフランス

ステージ優勝に向けて攻めるサイモン・イェーツ(ミッチェルトン・スコット)参考:LeTour

ピレネー山脈での戦い最終日となったの第15ステージ。序盤の2級山岳を終えてからは1級山岳が3連続と続く185kmのコース設定。

先頭集団はステージ優勝と個人総合争いで激しいレースとなった。

2つ目の1級山岳で飛び出したサイモン・ゲシュケ(CCC・チーム)とイェーツが後続とリードを保ちながら、最後の1級山岳へ。フィニッシュまで残り8.7km地点でアタックを仕掛けたイェーツがそのまま逃げ切り、今大会2回目のステージ優勝果たした。

個人総合争いでは、前日の好調を保ったままのピノが残り6kmでアタック。この動きに付いていけたのはベルナルのみ。後続ではトーマスがペースを上げると、アラフィリップが大きく遅れてしまう。この結果、アラフィリップは個人総合2位のトーマスに対して2分あったリードを30秒近く失ったものの、なんとかマイヨ・ジョーヌを守り、第15ステージを終えた。

第15ステージ終了時 総合リザルトまとめ