初の欧州遠征で大きな収穫、日本チームはFAIR PLAY賞を受賞/ジュニアネイションズカップ Tour du Pays de Vaud 2019 Stage3

ジュニアネイションズカップ

5月30日から行われているジュニアネイションズカップTour du Pays de Vaud 2019。最終ステージとなる第3ステージが開催された。

日本チームは4日間を通しての走りを評価され、FAIR PLAY賞を受賞。チームメンバー全員で表彰台に上がった。

経験不足を実感するも実りのあるレースに/ジュニアネイションズカップ Tour du Pays de Vaud2019 Stage2

Stage3結果

1 BAUDIN Alex(フランス)2時間37分6秒
3 LAMPERTI Luke(アメリカ)同タイム
3 BITTNER Pavel(チェコ)同タイム
14 北宅柊麻 同タイム
35 津田悠義 同タイム
54 山田拓海 3分10秒差
63 寺田吉騎 9分49秒差

個人総合時間結果

1 BRENNER Marco(ドイツ)8時間18分37秒
2 BOVEN Lars(オランダ)36秒差
3 LEVY William Blume(デンマーク)1分3秒差
29 北宅柊麻 5分6秒差
39 山田拓海 9分50秒差
43 津田悠義 12分20秒差
88 寺田吉騎 52分38秒差

長い登りが配置されたコース

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最終ステージとなるStage3はGranges-pres-Marnandをスタートフィニッシュとして、40km弱の毎回登り区間が異なる周回を3周する110kmで争われた。

この日の登りはどれも勾配はStage1や2と比べると厳しくはないが、距離が長い。山岳賞のかかったポイントが6か所あり、その中には7km弱の登りが2か所、10kmの登りもある。ニュートラル区間後すぐに7kmの登りが始まるので、日本チームは入念にウォーミングアップを行なってからスタートする。

勝負を挑む北宅

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スタートしてすぐにアメリカがアタック。集団は長く伸び、個人総合リーダーも動く激しい展開となるが、集団は崩れない。2周目にはアタックが複数回かって集団から4名抜け出し、集団はドイツ、オランダなどが牽引。

集団からこぼれる選手が増え、寺田も遅れたが粘り続け、下り区間を使い集団復帰。最後の3周回目の登り区間までには全ての逃げは吸収され集団は一つとなり、スピードが上がっていく。登り区間ではアタック合戦となり、各賞ジャージの選手も大きく動く。

このペースアップで寺田が遅れ、昨日までの疲れが大きかった山田も遅れる。山頂までに先頭もばらばらになるが、下りで再び20人ほどの集団となり北宅がここに残る。

頂上からゴールまでは20kmほど下りと平坦区間が多く、登り頂上近くで遅れていた津田も7名のグループで追いかけ続けラスト5kmで先頭に合流する。さらにその後ろの10名ほどの集団も追いつき、ゴール直前で40人ほどの集団となる。

ラスト1.5kmは非常に狭い道となり、コーナーも増えるため各チーム列車を作る中で北宅は脚を使い位置取りして勝負を挑むが、14位にとどまった。

FAIR PLAY賞と大きな収穫

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登りをそれほど得意としていない北宅だが、今大会は長い登りでも好調で、集団走行技術、下りの技術などは同世代の世界のトップ選手らと比べても劣らない。

日本チームは厳しいステージにもまとまり、チームとしての存在感を示した。登りの厳しい寺田は集団から遅れながらも粘り続け集団復帰し、チームカーへの補給の仕事をこなし、最後の登り区間手前も各チームが列車を作り位置取りが激しい中で日本チームの列車を全力で牽引して登れる選手のサポートに徹する走りを見せた。

日本チームは4日間を通しての走りから大会側から特別にFAIR PLAY賞をもらい、チームメンバー全員で表彰台に上がることが出来た。

コメント

今回のスイス遠征では各選手、今現在のジュニアの世界のトップのレベルを知り、またロードレースの厳しさを知ることが出来た。

今大会は登りが厳しいコース設定であったが、日本の選手はチームでまとまって登り口手前から集団の前方をキープし、また登りでも力をみせるステージがあり、フランスから続く初めてのヨーロッパ遠征において大きな収穫があった。

一方で独走力においてはまだまだ世界のレベルで戦うには厳しい現状も突き付けられた。次回日本チームの参加するジュニアネイションズカップは8月末に韓国で開催されるDMZ Tourとなる。

文:JCF強化コーチ 柿木孝之

(TEXT:JCF)

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