ロードレース世界選手権2017エリート女子ロードレース
エリート女子ロードはジュニア男子と同じベルゲンの19.1kmの周回コースを8周する152.8kmで争われた。日本からは與那嶺恵理、梶原悠未の2選手が参加した。
レースはスタートしてからタイム差のつく大きな逃げは起こらず、淡々と速いペースで進む。1周目の登りで早くも多くの選手が遅れ、梶原も厳しかったが集団に復帰する。4周目の登りではペースが上がり、この時点で梶原は集団から遅れる。
登り区間以外もアップダウン区間、緩い登り区間、石畳区間があり、集団内でも休める区間は少なく脚を削られていく中で、7周目の登り区間で集団では大きな動きがあり、與那嶺も遅れる。その後の平坦区間でメイン集団に追いついたが、最終周の登り区間のペースアップには対応できず50位に終わった。
レースは強力なメンバーを揃えたオランダが人数を減らした集団内でも数を残し、最終局面ではChantal BLAAKが抜け出しそのまま逃げ切った。
今年の世界選手権はじわじわと脚にくるコース設定で、集団もペースダウンする場面はあまり見られず、力のある選手しか前に残れない展開となった。
Text : JCF強化コーチ 柿木孝之
ロードレース世界選手権2017エリート女子ロードレース 結果
順位 | 名前 | 国 | タイム |
1 | BLAAK Chantal | オランダ | 4時間06分30秒 |
2 | GARFOOT Katrin | オーストラリア | +28秒 |
3 | DIDERIKSEN Amalie | デンマーク | “ |
50 | 與那嶺恵理 | 日本 | +2分31秒 |
DNF | 梶原悠未 | 日本 |
與那嶺恵理選手コメント
年々レベルが上がっているように感じます。130kmを過ぎた辺りからエネルギーが切れた感じになってしまいました。ラストの15km位で遅れてしまいましたが、やはりその10kmが遠いです。
今年はヨーロッパでレースしてきて、いろいろ学んだ中での世界選手権だったのですが、今の自分のレベルがはっきりとわかったレースだと思います。
梶原悠未選手コメント
キツかったです。位置取りが上手くいかず、前に上がろうとしていて足を使ってしまいました。前に上がらせてすらもらえなかったので、単純に実力が足りないと思います。これが今の自分の実力だと思うので、しっかり受け止めたいと思います。