イタリアのピッローネが独走での優勝

9月22日、ノルウェー・ベルゲン。シトシトとした雨が降る中行われた、ロード世界選手権2017女子ジュニアロードレース。コースは全76.4km。ベルゲン市内の周回コースを4周で行われた。日本からは下山美寿々(大阪・大阪教育大学附属天王寺高校)が出場。

レースは小さいアタックが所々で起こるもメイン集団は1塊となって2周を過ごす。大きくレースが動いたのは3周目の上り区間。3周目に入ると、フランスやオーストラリアなどの強豪国からアタックが始まっ
た。

周回コースで選手たちが口々にポイントと語る“サーモンヒル”。その上りでのアタックで集団は分裂。サーモンヒルでのアタックでメイン集団と追走集団に分かれる。下山はメイン集団には入れなかった。

サーモンヒルを上ったあとの下りで、メイン集団から先頭に出たのはイタリアのピッローネ。下りを終える頃には単独で後続を20秒ほど突き放すことに成功した。

後続も追い上げる姿勢は何度かみせたものの、結局このまま逃げを捕まえることなく、ピッローネが女子ジュニア個人タイムトライアル優勝に続き、タイムトライアルに続き、ロード世界選手権2017で2冠目となる勝利を挙げた。

下山は集団が分裂したあとの後続集団から追いつくことなく、トップから4分12秒差の26位でフィニッシュした

下山美寿々選手のコメント

下山美寿々選手のコメント

下山美寿々選手

2周目で集団が割れた時があったのですが、その時は追いつくことが出来たので、3周目でも同じような展開になるのではと思ってたのですが、最後まで追いつけませんでした。

限界まで辛いというわけではなかったです。

今回はジュニア最後の世界選手権だったので、トップ10入りを目標にしていたのですが、残念な結果となってしまいました。

下山美寿々92名中、26位でフィニッシュ/ロード世界選手権2017女子ジュニアロードレース