3月28日・29日に開催された『2026広島三原ロードレース』、そして『2026マリモホールディングス広島クリテリウム』。

レースの模様を「HPCJC-BRIDGESTONE ANCHOR」のチームマネージャーを務める宮崎景涼氏によるレポートでお届けする。

『2026広島三原ロードレース』エントリーリスト

起伏のある広島コース

2025年まで8月に開催されていた『広島ロードレース』が2026年は3月に開催。

現在フィリピンで開催されている『2026アジア選手権トラック』と日程が重なったため、HPCJC-BRIDGESTONE ANCHORは今回も4名での参加となった。

出場メンバー

岡本勝哉 / 三浦一真 / 木綿崚介 / 矢萩悠也

過去に幾度となくロードレース日本一の決戦の場となった広島森林公園。1周12kmのコースはアップダウンがありつつもクライマーが絶対有利とは言い切れないコース。

HPCJC-BSの選手は登りよりもフラットに強いメンバーで構成されているものの、トラックでもロードでも世界を目指す以上、この程度のコースならば対応できる能力が求められる。

今回のチーム目標としては集団前方に位置しながらレースの流れに乗って展開し、最後までメイン集団に残って完走すること。そして少しでも上位を目指すことを目標としてスタートした。

ハイペースなレースに苦戦

レースは1周目から沢田時選手(Astemo宇都宮ブリッツェン)が単独で飛び出し、2周目の中盤で吸収されたが、その後も集団から抜け出しを図る選手たちの動きによってハイペースな展開。

3周目にはレオネル・キンテロ選手(ヴィクトワール広島)と金井健翔選手(スパークル大分)が飛び出し、集団は逃げを容認したが、それまでのハイペースに矢萩と三浦がメイン集団から脱落。

その後、レース中盤で木綿も遅れ、岡本だけが残るもメイン集団からは遅れをとる46位でフィニッシュ。

レースは終始地元のヴィクトワール広島が有利に展開し、最後はエリオット・シュルツ選手(ヴィクトワール広島)が独走で見事優勝を決めた。

リザルト

順位 選手名 所属 タイム
1位 エリオット・シュルツ ヴィクトワール広島 2:58:39
2位 新城雄大 KINAN Racing Team 2:59:02
3位 谷順成 Astemo宇都宮ブリッツェン 2:59:03
46位 岡本勝哉 HPCJC-BRIDGESTONE ANCHOR 3:07:03
DNF 矢萩悠也 HPCJC-BRIDGESTONE ANCHOR
DNF 木綿崚介 HPCJC-BRIDGESTONE ANCHOR
DNF 三浦一真 HPCJC-BRIDGESTONE ANCHOR

リザルトPDF

宮崎景涼チームマネージャー:課題を痛感させられた重要なレース

本レースは、HPCJC-BSの選手たちのロードレースを走るための必須スキルがまだまだ不足していることを痛感させられる結果となった。

高校、大学をトラック競技メインで走ってきた選手たちはコースの特性や走り方の経験値が浅く、その経験不足が今回の結果に少なからず影響しているということを強く感じさせられた。

今まで走ってきたコースではそこまで現れていなかった課題も、本レースの広島コースでは明確となった。

具体的には広島のコースは細かいアップダウンを繰り返し、前半は下り基調で後半は登り基調というレイアウト。そして細かいコーナーが連続し、集団がコース上で左右に移動するため、集団は縦に伸びやすく、前に位置を上げていくのが困難なコース。

一旦後ろに下がってしまうと「先頭は下り区間で加速しているのに、自分はまだ登り区間にいる」という状態が発生してしまう。さらにコーナーが続くため集団の前に上がれず、苦しい状態で勝負ポイントの登りに入らざるを得なくなり、結果的に徐々に体力を削られるという悪循環に陥る。

また、登りの勾配は均一ではないためペダリングもそれに合わせて変える必要がある。

これらはロードレースを走るために必要な必須スキルであるが、普段起伏がなく、一方向に走るトラック競技を主戦場としているHPCJC-BSの選手たちにとっては経験が浅いこと。

そうした課題を改善していければ、HPCJC-BS選手本来のパフォーマンスを出すことができ、上位でのフィニッシュやトラック競技の走りにも活きてくる。

そうした課題に向き合い、経験を積んでいく今後のHPCJC-BRIDGESTONE ANCHORの成長にご期待いただきたい。

2026マリモホールディングス広島クリテリウム

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