ベルギーの名門ロードチーム「ロット(Lotto)」とアンテルマルシェ・ワンティ(Intermarché-Wanty)が統合し、2026年シーズンから新体制でUCIワールドツアーに参戦することが発表された。
両チームはそれぞれ長い歴史と実績を持つ存在であり、その“融合”によって誕生する新チームの名称は「ロット・アンテルマルシェ」。ベルギーを拠点とした強力なプロジェクトとして再スタートを切る。
NIPPOとの提携は継続 今村駿介も育成チームに
「アンテルマルシェ・ワンティ」は2025シーズンNIPPOがパートナーシップを結んだチームであり、その育成チームである「ワンティ・NIPPO・リユーズ」には、トラック競技ナショナルチームにも所属する今村駿介をはじめ、複数の日本人選手の派遣が行われてきた。
今回の体制変更後もこの提携は継続され、今村は育成チーム(UCIコンチネンタルチーム)であるである「ロット・ワンティグループ」に所属。
Soon in the same family 🙌
Shunsuke Imamura & Lea Lin Teuntenberg in the Grenchen Track Challenge pic.twitter.com/AXc2dtjsDR
— Wanty-NIPPO-ReUz (@WantyNippoReuz) December 13, 2025
来季もヨーロッパを拠点に活動を展開する見込みで、すでに来季へ向けて、スペイン・アリカンテで行われたチームキャンプにも参加したことが伝えられた。
なお、NIPPOはスタッフ育成も活動理念に掲げており、家本真寿メカニックをワールドチームに派遣することもあわせて発表されている。
今村駿介「ヨーロッパで勝ちたい」
今回の発表にあわせ、Team NIPPOのホームページでは今村駿介がコメントを発表。
今シーズンの走りで「非常に多くの経験を積むことができました」としながら、「“ヨーロッパで勝ちたい”“もっと学びたい”という気持ちが強くなっています」と、来季への決意が綴られている。
世界の一線で貴重な経験を積む今村の今後の活躍に注目したい。
今村駿介 来季に向けてスペイン・アリカンテでキャンプイン! | Team NIPPO