2018年8月17日(金)〜8月26日(日)フランス・ブルターニュ地方からアルプスにて開催中のジュニアネーションズカップ「ツール・ド・ラヴニール」に日本ナショナルチームからは以下6名の選手が参加している。
石上優大(AVC AIX EN PROVENCE)/山本大喜(KINAN Cycling Team)/松田祥位(EQADS)/渡辺歩(Team cycliste Morning)/大前翔(慶應義塾大学)/大町健斗(Team EURASIA-TIRE)】
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果敢に挑むも、決定的な逃げに乗れず

第3ステージはゴール周回に急勾配の難所があり、チームは個人総合を狙う石上を先頭グル―プでゴールさせる事だった。他のメンバーは、まだ今回出来ていない「逃げに乗る事」を課題にスタートした。

序盤よりアタックが連続し、ハイペースで進みレースが進んだ。ペースが緩むことなく前半を消化する中、渡辺と松田が10名程のアタックグループに参加し20秒まで差が開く。

しかし、集団はそれを容認せず直ちに振り出しに戻す。その後の展開のなか、伸びた集団から力で飛び出した7名が最大2分のタイム差で進んで行った。集団のペースアップに抵抗した末、ゴールでは僅かなタイム差で逃げ切った。

チームでは大前が最後まで集団まで残ったがスプリントには参加できず82位のゴールに留まった。

チーム2名のリタイア、厳しいレースに

一方、好調のもと個人総合を狙う石上は、補給地点での落車で鎖骨を骨折し戦列を離れる残念な結果となってしまった。

また大町も昨日の落車の影響で力が出せず途中リタイヤとなった。

日本チームとしては僅か3日目にして2名を失い、あと7日間を残し非常に厳しい状況になってしまった。

競技結果

1位 TOUZE Damien (France National Team)
2位 AFFINI Edoardo (Italy National Team)
3位 ARENSMAN Thymen (Netherlands National Team)
82位 大前翔 (Japan National Team)
131位 山本大喜 (Japan National Team)
133位 松田祥位 (Japan National Team)
136位 渡辺歩 (Japan National Team)
大町健斗、石上優大は途中棄権

TEXT:浅田顕

原文:JCF