パリオリンピック自転車トラック競技種目(中長距離)に出場し、4年後のロサンゼルスオリンピックでの活躍も期待されている垣田真穂と池田瑞紀。
オリンピックが終わって間もない2024年9月、2人はそれぞれの場所で活躍を見せている。
欧州ロードにチャレンジ 垣田
女子コンチネンタルチーム「EF・オートリー・キャノンデール」と契約し、ヨーロッパトップレベルのロードレースへ参加している垣田真穂。9月15日からは早速初レースとなる『Grand Prix International d’Isbergues – Pas de Calais Féminin』に出場した。
当人は「悔しさを抱えたゴール」とコメントしていたが、EF・オートリー・キャノンデールと提携するTeam NIPPOのアカウントでは「初戦ながら序盤から集団前方でチームのミッションをこなした彼女の走りにチームメートや監督は大絶賛」と評価。
悔しさを抱えてゴールしたのに、みんな暖かく出迎えてくれて嬉しかったです。力つけてしっかりミッションこなせるようになります。 https://t.co/x0YkQUXVV0
— 垣田真穂 (@maaaaaaho1214) September 16, 2024
9月18日にはベルギーで開催された『St Feuillien Grand Prix de Wallonie』にも出場したほか、『世界選手権ロードレース』への出場も決定。チャレンジは続く。
女子総合優勝へ貢献 池田
一方、垣田不在の日本では、9月16日にインカレ(大学対抗)ロードレースが開催。これに池田瑞紀が出場し、女子ロードレースで優勝。
すでに行われていたトラック競技の成績と合わせ、池田の所属する早稲田大学は初の女子総合優勝の栄冠を得ることとなった。
なお池田と同様に、垣田も早稲田大学所属。パリオリンピックにも出場した「部のエース」が1人欠けた状態だったが、長年の友人である池田が垣田の分まで順位を守り切ったような形となる。
10月には世界選手権開催
次のトラック競技の大きな大会は、10月にデンマークで行われる世界選手権。
垣田&池田両人の出場予定はまだわからないが、それぞれの場所で活躍し、力をつけた2人が、日本のトラック競技を代表する新スターとして活躍することを期待したい。