2018年6月20日(水)からイタリア北部、アドリア海沿いの都市を中心としたのヴェネト州を舞台に開催される、UCIヨーロッパツアー「Adriatica Ionica Race/Following the Serenissima Routes(アドリアティカ・イオニカレース 2.1)」にチーム・バーレーン・メリダ新城幸也選手が出場した。

新城幸也イタリアでTTT出場し6位「ステージ優勝狙いたい」/アドリアティカ・イオニカレース 第1ステージ Team ユキヤ通信 2018 NO.43

第3ステージはイタリア北東部にあるドロミティ山脈地帯と言われる東アルプス山脈の一部を使用し、中盤に1級山岳が2連続、ゴールは超級山岳の山頂ゴールという153kmのクイーンステージ。

新城選手は23km地点から2つ目の山岳まで7人の逃げグループに入り逃げ続け、1つ目の1級山岳での山岳賞を1位通過した。しかしその後集団に吸収され、トップから34分遅れの66位でレースを終えた。

以下、新城選手のコメントとレース展開だ。

1級山岳を1位で通過、調子を取り戻せた

新城幸也

カテゴリー​1級山岳で仕掛ける新城選手  Photo Bettiniphoto /Cor Vos

今日はチームから自分以外の誰かが逃げに乗る予定だった。(自分は明日のステージの為に温存)

最初に3人が抜け出して、その後3人が追走、集団も止まりかけていたが、その時点で集団にチームメイトは誰も入っていなかった。そのため自分が1人で前に追い付いて7人の逃げとなった。

走り出しから、調子の良さを感じていたので都合良かった。

しかし、3分差で集団にコントロールされ、思ったよりもタイム差をもらえない中、登りで逃げのペースが一気に落ちてしまった。

追走集団も出来てしまい、どんどん差が縮まってきた。このままだと集団に追いつかれてそのまま千切れるだけなので、自分からペースアップし4人に絞った。

それでもペースはあまり上げられず、1分差のまま1つ目の1級山岳を1着で通過。次の1級までこの調子で耐えられれば、最後のゴールまでの超級山岳まで頑張れると思ったが、2つ目の1級山岳頂上手前で追走集団に追いつかれ、そのペースに着いて行けず、メイン集団でゴールを目指した。

走行距離154kmで獲得標高は4000mという、なかなかハードな日だった。

でも、昨日の不調から調子を取り戻せたのは良かった。明日はスプリントの可能性が大きなステージ!頑張りたいと思う。

Text:Miwa IIJIMA

『Team ユキヤ通信 2018 №44』22June,2018 ITALY
ーAdriatica Ionica Race(2.1)Stage 3 » Mussolente › Passo Giau(158.3k)

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