最後に抜け出した山本大喜が初優勝

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優勝:山本大喜選手インタビュー

Q:おめでとうございます。今の気持ちは?

ここ数年間全力で全日本選手権を獲ろうとしてきて、去年も3位、一昨年も4位と悔しい想いをしてきました。今年こそは勝つという気持ちでこの大会に挑んだので、勝てて嬉しいです。

Q:逃げ、そして最後のアタック。作戦などは?

前半は逃げに入る予定はなく、岡が1人で入る予定でした。しかし兄(山本元喜)がいったので、逃げ切る可能性が高まったのかと思い反応した結果、そのまま最後まで逃げ切ったという形でした。

最後の4人に絞られてからは他の3人も強くて、「一歩間違えれば勝ちを逃す」とずっと考えながら、ベストなタイミングを見計らっていました。石上選手がアタックしたタイミングで「ここで兄についてこられたら、その時は仕方ない」と思って、全力で踏み切りました。

「全日本チャンピオンらしい勝ち方で勝ちたい」と思い、自信をもって臨み、最高の勝ち方が出来ました。本当に気持ち良いです。

Q:全日本では兄弟での表彰台は初かと思いますが、気持ちは?

3~4年前までは「山本元喜の弟」としか言われておらず、自分は負けず嫌いなので、それが悔しかったです。ようやく(元喜)が山本大喜の兄と言われるように勝てたので良かったです。

Q:優勝経験者が兄弟である。その辺りはどうですか?

自分が自転車を始めたきっかけは兄でした。兄がインターハイで日本一になって、「自分も日本一になりたい」という気持ちで自転車を始めました。

2018年に兄が全日本で勝った時に、自分はU-23だったのですが、兄が勝つ姿は喜びよりも悔しくて、自分もエリートで勝って日本一になりたいという気持ちが強くなりました。

兄からの刺激を受けてここまで強くなれたので、本当に兄がいたから自分は成長出来て、超えることが出来たのだと思っています。

Q:応援してくれた人々に一声お願いします。

応援ありがとうございました。レース中、自分が一番だと自信を持って走っていましたが、それでも他の選手が強かったため怖い部分もありました。ただ、たくさんの方々が自分の名前を呼んでくださって、その応援が力になって最後まで全力で踏み切ること、勝つことが出来ました。

皆さんのお陰で勝つことが出来たと思っています。本当に今日は応援ありがとうございました。