2018年5月1日〜5月3日まで開催されるTour of Zhoushan(UCI2.2)。第2ステージは全83.7km。2kmほどの登りを2ヶ所含む、激しいアップダウンのコースを4周回する。
日本チームからの参加は以下5名。
梶原悠未、唐見実代子、金子広美、中井彩子、福田咲絵
一昨日から体調を崩していた上野みなみはこの日はスタートせず、5月6日から始まるPanorama Guizhouに向けて回復させることとし、チームは唐見で個人総合上位を狙った。
強豪チームも参戦、総合・ステージ共に上位狙う/2018Tour of Zhoushan UCI2.2 第1ステージ
梶原が9位、次ステージの優勝を狙う
1周目の山岳ポイントの登りでペースが上がり、個人総合優勝候補らによる11名が先行。その中に唐見、金子、梶原の3名が入る。
その後、集団はいくつにも分断されたが追走グループが合流して計23名の先頭集団となった。大きな攻撃はないが、ロシアのOSHURUKOVA ElizavetaやスペインチャンピオンのGUTIERREZ RUIZ Sheyla、HITECHのFRAPPORTI Simonaら強豪選手が揺さぶりをかけてきた。
この日のステージは梶原にとっては厳しいコースとみていたが、先頭集団でしっかり登りをこなしていく。
最終周回の1つ目の登りで2名のアタック。その後、更に少しずつ追走が入り5名の先頭集団を形成するが、ここに日本チームは入れなかった。
日本チームが追走をかけないといけない場面ではあったが、金子、梶原もそこまでで脚を使ってしまい、動けなかった。
5名の逃げは決定的となり、ラスト10kmで40秒差となり、そのまま1分差をつけ逃げ切ってゴールした。昨年の大会で総合優勝しているドイツのBECKER Charlotteがスプリントを制し、今年度も優勝している。
後続集団の6位争いのスプリントでは、登りで脚を削られた梶原がこのステージ9位となった。
第3ステージではアップダウンが多いものの、レースが流れるコースのため集団スプリントになる可能性が高い。
日本チームは、梶原がスプリントポイントでボーナスタイムを獲得、個人総合の上位進出と、最後のスプリントでのステージ優勝を狙う。
第2ステージ 順位
1位 BECKER Charlotte (HITECH PRODUCTS)
2位 GUTIERREZ RUIZ Sheyla (CYLANCE PRO CYCLING)
3位 OSHURUKOVA Elizaveta (ロシアナショナルチーム)
9位 梶原悠未(Japan National Team)
15位 唐見実代子(Japan National Team)
19位 金子広美(Japan National Team)
35位 中井彩子(Japan National Team)
OTL 福田咲絵
DNS 上野みなみ
第2ステージ 個人総合時間
1位 GUTIERREZ RUIZ Sheyla (CYLANCE PRO CYCLING)
2位 BECKER Charlotte (HITECH PRODUCTS) 4秒差
3位 OSHURUKOVA Elizaveta (ロシアナショナルチーム) 7秒差
10位 梶原悠未(Japan National Team) 1分22秒差
14位 唐見実代子(Japan National Team) 同タイム
16位 金子広美(Japan National Team) 1分27秒差
34位 中井彩子(Japan National Team) 9分28秒差
Text:柿木孝之(JCF強化コーチ)
原文:JCF