2022年12月12日、UCIはロード2023シーズンを戦う「UCIワールドツアーチーム」「UCIウィメンズワールドチーム」「UCIプロチーム」を公式リリースにて発表した。

本リリースでUCIは、2023年におけるUCIウィメンズワールドチーム(WWT*)の登録数と申請数が前年よりも増加していることに言及しており、「女子サイクリングの普及を象徴するもの」だとアピールした。

UCIリリース(2022年12月12日)

このプロロード競技における女子サイクリングの普及について、過去のUCIリリースも参照しながらご紹介していく。

※「UCI Women’s World Team」はUCI公式サイトでは「WTW」と略されているが、本記事では便宜上「WWT」とする。

「UCI Women’s World Team」が年々増加

従来までは「UCIウィメンズチーム」という1つのディビジョンに46チーム(2019年)が所属していたUCI女子ロードだったが、2020年から1stディビジョンの「UCIウィメンズワールドチーム(WWT)」、および2ndディビジョンの「UCIウィメンズコンチネンタルチーム(WCT)」が設立された。

当初より「最大登録チーム数は15チームまで」となっていたWWT。2023年シーズンに向けた募集では既にWWTのライセンスを保持する14チームに加え、新たに3チームがWWTライセンス取得を希望。WWT創設以来初めて申請数が15チームの上限を超える年となった。

新たに申請を行った3チームのうち、「Fenix-Deceuninck」が残りの1枠を勝ち取り、2023年は本チームを含む15チームが「UCIウィメンズワールドチーム(WWT)」としてレースに出走する。

WWTのチーム数(2020年〜2023年)

シーズン チーム数
2020年 8チーム
2021年 9チーム
2022年 14チーム
2023年 15チーム

UCIリリース(2019年1月10日)

WWTになるメリットは?

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