日本チーム3名のタイヤがパンクする波乱/U23 欧米遠征 第7戦レポート

STEWART JAKE

欧州のレースに多く参戦することで経験を積み、スキルの向上、人材発掘や世界選手権代表メンバーの育成に繋げることが目的のU23春季欧州遠征。第7戦が3月21日(水)に行われた。

今回のレースは週末に行われるGent-Wevelgem(UCIネイションズカップU23)前の最終レースと言う事もあり、選手たちは最後の追い込みを行った。中川拳はこの追い込みで、レースを含める会場までの約35kmの往復を自走し、約5時間半で195kmの走行距離に達した。

風の影響が出やすいコース

第7戦は1周11kmのサーキットを11周する。長い直線区間が数箇所あり、風が吹くとレース展開に影響を与える。過去には強風が吹き、1周目で集団が5つに分断された事もある。

Peloton

レース序盤。先行する14名を追い横風区間で長く伸びる集団。引用:JCF

中川が追走タイミング惜しくも逃す

風の影響を受けやすいコースである事から、選手達には前半は集団の前で展開する事を指示した。1周目は有力選手に動きがなく穏やかにレースが進んだが、2周目からイギリスやリトアニアのナショナルチームをはじめ、地元の有力選手達が積極的に攻撃を行い4名程が先行。中川を含む3名が追撃の動きに反応するものの、中川がコーナリングでラインを外してしまい集団に戻った。

次に約5名が追撃し、14名の先頭集団が形成された。中川の追走はタイミング的には絶妙なタイミングであり惜しい結果になった。

日本チーム3名のタイヤがパンク

レース後半に入り、メイン集団から15名が追走し先頭集団を吸収。約30名となった先頭集団はラスト30kmで16名まで人数が減ったものの、最後まで逃げ切った。中川は17位争いの集団スプリントで前方でフィニッシュし、27位でレースを終えた。

冨尾大地は後続の集団でラスト2周まで粘っていたが、完走はできなかった。佐藤健、大前翔、蠣崎優仁はタイヤがパンクのため途中棄権。運もあると思うが、イギリスのナショナルチームは8名が出走しパンクはゼロであったか事から、テクニックの問題も大きいと感じた。

以下、中川拳選手のレース後のコメント。

中川拳

中川拳 引用:JCF

体調管理を意識し、コンディション上げたい

集団走行はまだまだ下手だが、序盤と比較するとうまく走れるようになっている実感がある。3月14日のレース後、風邪を引いて寝込んでしまい、溜まっていた疲労は抜けたもののコンディションを落としてしまった。せっかくの貴重な遠征の機会に風邪を引いてしまったのは自分の体調管理の甘さが原因。今後は身体を冷やさないようにすることをもっと意識するべきだと感じた。

今回のレースはまだコンディションが戻りきっておらず、たいして動いてないのに苦しいレースだった。だがレースに加えて行きと帰りの自走で5時間半乗れているので、これを機にネイションズカップに向けてコンディションを上げていきたい。

中川は第3集団に取り残されたものの、良い感触は掴めているようなのでネイションズカップGent-Wevelgemでの活躍を期待したい。

STEWART JAKE

引用:JCF

優勝したイギリスナショナルチームの STEWART JAKEはU23出場1年目。昨年は世界選手権のジュニアカテゴリーで5位に入賞している。

競技結果

1位 STEWART JAKE(UK TACK ACCREDITATION)
2位 WALLS MATTHEW(UK TACK ACCREDITATION)
3位 CALLEEUW JOERI SHIFTING GEARS
27位 中川 拳(U23 Japan National Team)
DNF 富尾 大地(U23 Japan National Team)
DNF 佐藤 健(U23 Japan National Team)
DNF 大前 翔(U23 Japan National Team)
DNF 蠣崎 優仁(U23 Japan National Team)

Text:橋川 健
原文:http://jcf.or.jp/?p=58376

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