FOCUS IZALCO MAX DISC 8

エアロがトレンドとなってからも長らくオールラウンドモデル一本で勝負してきたFOCUSが遂に出した珠玉の一品。バリバリのエアロ形状をしている訳ではないが、そのお陰かフレームで750gとエアロを追求したフレームとしてはかなり軽く仕上がっている。

FOCUS IZALCO MAX DISC 8

FOCUS IZALCO MAX DISC 8

派手さやメカメカしさといった一般的なエアロロードらしさはないが、このIZALCOのシックかつスタイリッシュなデザインは一度見たら忘れられないだろう。レースの現場でガンガン走るだけでなく、オシャレに乗りこなしたいとも思わせる一台。

今回試乗させて頂いたのはセカンドグレードである8シリーズ。ハイエンドである9シリーズとは、カーボンのレイヤーや内装のルーティングが若干異なっている。8シリーズは電動式にも機械式にも対応しているが、9シリーズは電動専用だ。

IZALCOのここに釘付け

可愛い…と思わず呟いてしまう綺麗なペイント。

IZALCO

チェーンステー裏の塗装

フロントフォークやチェーンステーの裏に控えめに配された装飾は、このバイクと触れ合ったものだけが知っている魅力である。横からのカタログ写真では絶対に気が付かないだろう。ディスクブレーキの機械的で無機質な佇まいと可愛らしいペインティングが共存してるフロントフォークの裏からは、何とも言えない背徳感すら漂う。

IZALCO

フロントフォーク

あまりにも8シリーズのペイントが可愛らしかったため、エアロロードの”エロさ”を掘り下げていく企画であったのにも関わらず、IZALCOのことだけはどうしてもエロい目で見ることが出来なかった。

一方、上位モデルの9シリーズのシルバーは形状こそ変わらないものの、ポップな中にもどこか冷酷さを感じさせるような塗装となっており、こちらも魅力的だ。

最後に

カタログを見ただけでは伝わらない、ディスクエアロロードの隠れた魅力を少しでも伝えることが出来ただろうか?

埼玉サイクルエキスポは明日(2月17日(日))までさいたまスーパーアリーナで開催中。
試乗の他にもトークショーやフードコートなど、楽しみ盛りだくさんのイベントとなっている。ぜひ足を運んでみてはいかがだろう。

イベント公式サイト:埼玉サイクルエキスポ