ツール・ド・フランス2017開幕直前に、新型REACTOが登場

台湾第2位の自転車メーカーであるメリダは、ツール・ド・フランス2017の開幕に先立ち、フルモデルチェンジした新型のREACTOを発表しました。これに伴い、明日から始まるツール・ド・フランス2017では、バーレーン・メリダがこの新型REACTOを使用することになるでしょう。

第三世代のREACTOは何が変わったのか

初代REACTOが発表されたのは2011年。その後、2013年に登場した第二世代のREACTOは、究極のエアロロードバイクとして開発されました。

2018年モデルとして発表された今回の新型REACTOは、メリダ史上、空力性能が最も優れており、軽く快適なエアロロードバイクと言われています。エアロダイナミクス性能を向上させると同時に、剛性、軽量化、快適性のどれをとっても非常に高いレベルに仕上がっています。

空力性能の向上

第二世代REACTOと比べた風洞実験では、時速45kmで走行する際、およそ5%も空力性能が向上したそう。これまでUCI(国際自転車競技連合)が定めていた断面形状の「3:1」ルール(※幅が厚みの3倍を超えてはならない)が撤廃され、これまでよりスリムな形状へとデザインが修正されたことによるところが大きいものと思われます。

軽量化

フレームは1250gから1010g と、19.2%も軽量化。フレームシステム重量も2046gから1695.5gへ、350.5gも軽くなりました。

快適性の向上

シートステイの形状を見直すことや衝撃吸収素材S-FLEX シートポストの性能向上等により、快適性が大きくアップしました。

ディスクブレーキ仕様がラインナップに追加

シリーズ初となるディスクブレーキ仕様がラインナップに追加されます。MERIDA独自の「DISC COOLER」を前後に採用、放熱時間が35%短縮され、安定した制動力を発揮してくれます。

まとめ

ツール・ド・フランス2017での活躍が期待される新型REACTO。ちなみに、新型REACTOを使用するバーレーン・メリダは日本を代表するロードレーサーの一人、新城幸也選手が所属するチームです。新城選手は今年で7度目の出場となりますので、彼の活躍にも是非注目してください。