パラリンピックを終えて
無事全日程が行われ、幕を下ろしたパラリンピック自転車種目。本記事では、多くの世界記録や日本記録が塗り替えられた今大会での日本人選手の活躍をまとめてお届けする。
日本代表選手たちのクラス
C2 | 男子 | 川本翔大 | 右足だけで自転車を漕ぐ |
女子 | 藤井美穂 | 左足だけで自転車を漕ぐ | |
C3 | 男子 | 藤田征樹 | 両足義足の選手 |
女子 | 杉浦佳子 | 事故の後遺症で高次脳機能障害、右半身の麻痺 |
東京パラリンピック自転車種目の日本代表選手は4人。4人とも「四肢の切断・麻痺などの障害をもつ選手が出場する」Cクラスの種目に出場。Cクラスは障害の程度によって、さらにC1〜C5の5つのクラスに分かれ、以下の計5つの種目がそれぞれのクラスによって実施された。
Cクラス開催種目
トラック種目 | 個人タイムトライアル |
個人パシュート | |
混合チームスプリント | |
ロード種目 | 個人タイムトライアル |
ロードレース |
今大会は4人の日本代表選手全員が、トラック・混合チームスプリントを除く4種目に出場した。
異なるクラスを統一して行う種目も
パラサイクリングでは「女子個人タイムトライアル C1-C3」のように障害の程度が異なる選手が統一され、同じクラスで一緒に競い合うことがある。その際、程度の重い障害をもつ選手が不利にならないように用いられるのが「ファクト」と呼ばれる係数。実際のフィニッシュタイム(時計上のタイム)にこの係数が考慮された「最終タイム」により実際の順位が競われる。
フィニッシュしたタイムがそのまま競技の順位に反映されるとは限らないのも、パラサイクリングの特徴の1つだ。
※本記事でご紹介する記録は全て、係数については考慮していない、実際のフィニッシュタイム(時計上のタイム)となっている
参考:静岡県 東京2020オリパラ公式情報、伊豆市公式ページ パラサイクリングについて
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