2021年8月31日よりスタートした、東京2020パラリンピック自転車ロード種目。31日は各クラスのタイムトライアルが行われ、男子C2に川本翔大、男子C3に藤田征樹、女子C1-C3に藤井美穂
杉浦佳子
が出場した。

パラサイクリングのCクラスとは?

四肢の切断、四肢の麻痺などの障害をもつ選手が出場するクラス。障害の程度によってさらに1〜5に区分され、数字が大きいほど障害の程度が軽度。

日本代表選手たちのクラス

C2 男子 川本翔大 右足だけで自転車を漕ぐ
女子 藤井美穂 左足だけで自転車を漕ぐ
C3 男子 藤田征樹 両足義足の選手
女子 杉浦佳子 事故の後遺症で高次脳機能障害、右半身の麻痺

異なるクラスを統一して行う種目も

パラサイクリングでは「女子個人タイムトライアル C1-C3」のように障害の程度が異なる選手が統一され、同じクラスで一緒に競い合うことがある。その際、程度の重い障害をもつ選手が不利にならないように用いられるのが「ファクト」と呼ばれる係数。実際のフィニッシュタイム(時計上のタイム)にこの係数が考慮された「最終タイム」により実際の順位が競われる。

フィニッシュしたタイムがそのまま競技の順位に反映されるとは限らないのも、パラサイクリングの特徴の1つだ。

ちなみに、東京2020パラリンピック ロード・タイムトライアルCクラス では、女子がC1-3、C4、C5の3つのクラス、男子がC1、C2、C3、C4-5の4つのクラスに分かれて開催される。女子C1-3と男子C4-5には係数が用いられる。

参考:静岡県 東京2020オリパラ公式情報伊豆市公式ページ パラサイクリングについて

女子個人タイムトライアル C1-3

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