2023年10月23日から中国・杭州で開催されている『第4回アジアパラ競技大会』の自転車競技種目。トラック競技日程を終えて迎えた4日目、ロード個人タイムトライアルが開催された。
男子個人タイムトライアル(C1-3)
個人タイムトライアルはC1からC3クラスが合同で実施される。障害の重度が異なる選手たちが一挙にレースを行うことになるため、公平を期すために、実際のタイムにクラスごとに決められた係数をかけて最終リザルトを決定する。
13.7kmで実施された男子個人タイムトライアル。日本から出場した藤田征樹は中間の計測ポイントは1位タイムで通過。その勢いを止めずに走り切り、優勝を勝ち取った。
川本翔大は前半を3位のタイムで通過。そのままペースを維持する形で3位銅メダルとなった。
順位 | 選手名 | チーム | タイム |
1位 | 藤田征樹 | 日本 | 18:44.49 |
2位 | LIANG Weicong | 中国 | 19:01.24 |
3位 | 川本翔大 | 日本 | 19:36.02 |
藤田征樹コメント
コースが平坦で、タイム差が付きにくいコースでしたので、係数分をより早く走らなくてはいけないと思っていました。タイムトライアルは自分にとっても大事な種目。負けるつもりはなかったので、最初からフルスロットルで走れたのが勝因だと思います。明日が最終種目ですので、また日本の勝利を目指して頑張ります。
ロードTT、難しいレースでしたが優勝することが出来ました!
ご声援ありがとうございます明日、最終日のロードレースでも良い結果を求めてチームで頑張っていきます! https://t.co/uaEoWrBWQj
— Masaki Fujita (@masakiFJT) October 26, 2023
川本翔大コメント
タイムトライアルは苦手な種目でしたが 100%の力を出して走りました。前の選手が見えない展開で不安になりましたが、集中を切らさずに走れたので、銅メダルをという結果を得ることができました。
女子個人タイムトライアル(C1-3)
日本からは杉浦佳子が出走。杉浦はすでに今大会のトラック競技種目で銅メダル・銀メダルをそれぞれ1枚ずつ獲得しており、更なるメダルを目指し東京2020パラリンピックでも優勝した今種目に挑んだ。
一貫してマイペースでレースを進めた杉浦は全体で2位のタイムで走り切ったが、係数の関係で3位銅メダルでレースを終えた。
順位 | 選手名 | チーム | タイム |
1位 | QIAN Wangwei | 中国 | 21:15.91 |
2位 | WANG Xiaomei | 中国 | 21:29.18 |
3位 | 杉浦佳子 | 日本 | 21:34.11 |
杉浦佳子コメント
今回はペースをしっかり揃えて走ることが目標でしたので、それは出来たと思います。今の実力を出し切ってこの結果でしたので、結果を受け止めて来年のパリに向けてしっかり調子を上げていきたいと思っています。