川本翔大(男子C2)銀メダル3枚
因縁の強敵を前に敢闘
4種目に出場した川本翔大は好成績を残すも、男子C2の全種目を制す活躍をみせたアレクサンドル・ルオテ(フランス)を前に銀メダル3枚で大会を終了。
アレクサンドル・ルオテは東京2020パラリンピックでもメダル4枚(金1・銀1・銅2)を獲得しており、同大会の個人パシュートでは、川本翔大が予選にて更新した世界記録をさらに2回も塗り替え、優勝を果たしている強敵選手だ。
今大会でも、出場した全てのTT種目で世界新記録を樹立している。
世界選手権無事終わり、本日帰国しました。
結果は、1KmTT 銀メダル
3Km個人追い抜き 銀メダル
オムニアム 銀メダル
スクラッチ 7位入賞
世界選手権初めての銀メダルを獲得する事ができました。
サポートや応援、本当にありがとうございました。 pic.twitter.com/viHO0i3ymV— 川本 翔大 (@malukiku) October 25, 2022
オムニアム 200mFTT
選手名 | 国 | タイム | |
1位 | LEAUTE Alexandre | フランス | 11.212(世界新) |
2位 | 川本翔大 | 日本 | 11.866 |
3位 | BURNS Chris | アイルランド | 12.078 |
1kmTT
選手名 | 国 | 決勝タイム | 予選タイム | |
1位 | LEAUTE Alexandre | フランス | 1:08.503 | 1:08.365(世界新) |
2位 | 川本翔大 | 日本 | 1:10.843 | 1:10.942 |
3位 | ALLAN Gordon | オーストラリア | 1:11.195 | 1:11.226 |
個人パシュート(3km)
選手名 | 国 | 決勝タイム | 予選タイム | |
1位 | LEAUTE Alexandre | フランス | 3:31.394 (追い抜き) |
3:31.082(世界新) |
2位 | 川本翔大 | 日本 | 3:34.134 | |
3位 | TAYLOR Ryan | イギリス | 3:37.432 | 3:36.341 |
スクラッチ(15km)
選手名 | 国 | |
1位 | LEAUTE Alexandre | フランス |
2位 | HICKS Darren | オーストラリア |
3位 | ECKHARD TIO Maurice Far | スペイン |
7位 | 川本翔大 | 日本 |
オムニアム
選手名 | 国 | ポイント | |
1位 | LEAUTE Alexandre | フランス | 160 |
2位 | 川本翔大 | 日本 | 142 |
3位 | VROMANT Ewoud | ベルギー | 130 |
杉浦佳子(女子C3)銀メダル2枚
世界記録を更新するも準優勝
女子C2の杉浦佳子は、2つのTT種目に出場。500mTTでは予選にて世界新記録を樹立するも、決勝では約0.5秒の差で2位。個人パシュートでも準優勝を果たし、銀メダル2枚を獲得した。
500mTT
選手名 | 国 | 決勝タイム | 予選タイム | |
1位 | VAN DEN AARSSEN Aniek | オランダ | 39.093 | 39.414 |
2位 | 杉浦佳子 | 日本 | 39.557 | 39.004(世界新) |
3位 | GRECO Paige | オーストラリア | 39.662 | 40.344 |
個人パシュート(3km)
選手名 | 国 | 決勝タイム | |
1位 | SCHRAGER Daphne | イギリス | 3:58.963 |
2位 | 杉浦佳子 | 日本 | 4:00.661 |
3位 | BROWN Clara | アメリカ | 4:03.362 |
木村和平(男子B)・三浦生誠(パイロット)
2種目で日本記録更新
男子Bに出場した木村和平・三浦生誠ペアは5位入賞を果たすなど敢闘。またTTでは2種目で日本記録を更新した。
1kmTT
選手名 | 国 | 決勝タイム | 予選タイム | |
1位 | FACHIE Neil ROTHERHAM Matthew(P) |
イギリス | 59.921 | 1:01.081 |
2位 | BALL James LLOYD Marc Steffan(P) |
イギリス | 1:00.184 | 1:01.318 |
3位 | ULBRICHT Thomas FORSTEMANN Robert(P) |
ドイツ | 1:01.474 | 1:01.478 |
5位 | 木村和平 三浦生誠(P) |
日本 | 1:02.291 | 1:02.193 |
個人パシュート(4km)
選手名 | 国 | 決勝タイム | 予選タイム | |
1位 | BATE Stephen LATHAM Christopher(P) |
イギリス | 追い抜き勝利 | 4:07.081 |
2位 | BANGMA Tristan BOS Patrick(P) |
オランダ | 4:04.076 | |
3位 | TER SCHURE Vincent FRANSEN Timo(P) |
オランダ | 4:07.769 | 4:09.229 |
11位 | 木村和平 三浦生誠(P) |
日本 | 4:32.263 |
スプリント
選手名 | 国 | |
1位 | FACHIE Neil ROTHERHAM Matthew(P) |
イギリス |
2位 | ULBRICHT Thomas FORSTEMANN Robert(P) |
ドイツ |
3位 | BALL James LLOYD Marc Steffan(P) |
イギリス |
6位 | 木村和平 三浦生誠(P) |
日本 |
2023年は合同大会
銀メダル5枚を勝ち取った日本チーム。次回大会でのアルカンシェル獲得に大いに期待がかかる成績と言えるだろう。
そんな2023年大会は、13の自転車競技の世界選手権が一斉に開催される合同大会となっている。その名も『UCI自転車競技世界選手権』。
パラサイクリングからはロードとトラックの2競技が含まれている。各競技・種目の注目度が一層高まる大会となるだろう。
パラサイクリング主要大会 2023日程
日程 | 大会 | 開催地 |
4月20日〜23日 | ロードワールドカップ第1戦 | 未定 |
5月4日〜7日 | ロードワールドカップ第2戦 | 未定 |
5月26日〜29日 | ロードワールドカップ第3戦 | 未定 |
6月14日 | アジア選手権ロード | タイ(ラヨーン) |
6月22日〜25日 | 全日本選手権ロード | 日本(未定) |
8月3日〜8日 | UCI自転車競技世界選手権 | イギリス(グラスゴー) |
参照:UCIカレンダー・パラサイクリング(2022年10月24日現在)
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